# イランのシスタン・バルチスタン州の幹線道路で銃撃、警察官5人死亡
発生日:2025年8月22日。
AP通信が引用した国営メディアによると、武装した男らが金曜日、イラン南東部のシスタン・バルチスタン州で警察官5人を殺害した。襲撃はテヘランの南東約1,300キロにあるイーラーンシャフル近郊の幹線道路で発生し、犯行声明は直ちには出されなかった。
国営イラン通信(IRNA)によると、警察官らは2台の警察車両で巡回中に銃撃を受けた。AP通信の報道によれば、ほかに負傷者がいたかどうかは直ちには明らかにならなかった。イラン当局は、襲撃者や使用された武器について、それ以上の詳細を示さなかった。
シスタン・バルチスタン州はアフガニスタンおよびパキスタンと国境を接し、長年にわたりイランで最も開発が遅れた州の一つとなっている。また、反政府武装集団、武装密輸業者、治安部隊が関わる死者を伴う衝突が断続的に起きてきた。AP通信の報道は、この銃撃を単独の犯罪としてではなく、同州におけるより広範な不安定化の一環として位置付けた。
同州では近年、治安要員や国家機関に対する襲撃が繰り返されており、その背景には地元の不満、国境を越えた武装活動、密輸網があることが多い。しかし今回、AP通信が報じたのは、銃撃犯の身元が依然不明で、いずれの組織も犯行を認めていないということだけだった。
金曜日の襲撃に先立ち、同じ州では7月にも死者を伴う事件が発生していた。銃や手投げ弾で武装した襲撃者らがザーヘダーンの司法関連施設を襲い、子ども1人を含む6人を殺害、ほかに20人を負傷させた。この先の襲撃は、南東部の暴力が法執行機関だけでなく民間施設にも及び得ることを浮き彫りにした。
今回の殺害事件を受け、敏感な国境地帯に位置し、テヘランから治安問題としてたびたび扱われてきた州を、地元部隊が確保する能力について、イラン国内で懸念が再燃する可能性が高い。また、武装襲撃が何の前触れもなく急速に展開し得る遠隔地の幹線道路区間で活動する巡回部隊が、常に危険にさらされていることも示している。
どの組織も犯行を認めていないため、動機は不明のままだ。AP通信の報道は、死亡した警察官らが特定の作戦を理由に標的とされたことを示しておらず、証拠資料には国営メディアによる説明以外の公式見解もなかった。それでも、死者数だけを見ても、ここ数カ月にこの地域で起きた警察への襲撃としては最悪級の一つである。
警察官らの家族にとって、この出来事は、同州の慢性的な治安悪化によって日常的な巡回が致命的な待ち伏せに変わり得ることを改めて思い起こさせるものとなった。



