発生日:2025年8月3日。
ガザの病院当局者らは、食料を求めていた少なくとも33人のパレスチナ人が日曜日、イスラエル軍の銃撃で死亡したと報告した。切迫感を強める群衆は、軍が管理する地域を通り、支援物資の配給所へ向かっていた。人道支援物資への制限が数カ月続いた後、ガザ地区が最悪の飢饉シナリオに近づいているとの警告が出るなかで、死者が出た。
ガザ南部と中部にある二つの病院は、イスラエルが支援するガザ人道財団の運営施設へ通じる道路から遺体を受け入れたと述べた。病院側の説明によると、死亡した人々のうち11人は、ハンユニスのテイナ地区を通って配給所へ向かおうとしていた。パレスチナ人の目撃者3人はAP通信に対し、軍事区域内の経路で兵士が発砲するのを見たと話した。目撃者の1人は、出血している人々を助けるために立ち止まろうとしたものの、銃弾に阻まれたと述べた。
イスラエル軍は、支援施設付近で自軍の銃撃によって死傷者が出たとの情報は把握していないと述べた。財団は、施設内やその近辺で発砲はなかったとした。同財団は、武装した請負業者が催涙スプレーや警告射撃を使うのは、危険な混雑を制御する場合に限られると主張している。しかし国連は、5月27日から7月31日までに財団の施設付近で859人が死亡し、さらに数百人が国連の食料輸送隊が利用する経路沿いで死亡したと述べた。
この日の暴力は、食料を求める経路以外にも及んだ。パレスチナ赤新月社は、イスラエルの攻撃がハンユニスにある本部を直撃し、職員1人が死亡、3人が負傷したと述べた。イスラエル軍は、この主張を検証中だとした。
支援物資の搬入はすでに厳しく制限されていた。3月2日から5月19日までガザには支援物資が一切入らず、搬入再開後も供給は限られたままだった。支援活動家や医師らは子どもたちの栄養失調について説明し、障害や負傷のある子どもたちへの影響が特に深刻だと述べた。人口200万人を超えるガザでは、配給が危険かつ論争の的となるなか、人々が物資不足に直面していた。
危機が進行するなか、イスラエルのイタマル・ベングビール国家治安相は、ユダヤ教徒が「神殿の丘」、イスラム教徒が「高貴なる聖域」と呼ぶ、アルアクサ・モスクのあるエルサレムの聖地を訪れ、祈りをささげた。同地でユダヤ教徒が公然と祈ることは、聖地を管理する長年の取り決めに反する。ベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所は、規則に変更はないと述べた。パレスチナの指導者らとヨルダン、サウジアラビア、トルコは訪問を非難し、仲介者が戦争の停止とガザで拘束されている人質の解放を目指すなか、新たな緊張要因となった。死者が出た時期には、飢饉への警告、危険な移動経路、軍と支援運営団体による食い違う説明により、民間人が暴力にさらされる危険を冒さずに食料を得ることが困難になっていた。



