ガザで栄養失調によりさらに7人死亡、飢饉への警告が深刻化
ハマスが運営する保健省によると、ガザ地区では直近の24時間に、さらに7人が栄養失調で死亡した。これにより、2023年の戦争開始以降に報告された同地区の栄養失調による死者は、子ども89人を含む154人となった。この数字は、国連が支援する食料安全保障の専門家らが、飢饉という最悪のシナリオがガザで「現在まさに現実となっている」と警告する中で発表された。
この報告は、人道危機が一段と深刻化している状況をさらに裏付ける。BBCによると、情報筋は火曜日にガザへ入った支援トラックはわずか109台で、国境を越えた後、必死になった群衆が積み荷を略奪したため、目的地に到着したものはほとんどなかったと話した。描写された光景は見慣れたものだった。家族に食べさせるため、あるいは食料が不足し供給も不安定になった市場で転売するため、人々が小麦粉の袋を運び去っていた。
イスラエルは支援を制限していないと主張しているが、その主張は欧州の緊密な同盟国や国連、ガザで活動するほかの機関から否定されている。国連は、危機への対処を始めるには少なくとも1日600台のトラックが必要だとしており、これは報告された水準をはるかに上回る。イスラエルは3月、支援物資の搬入を全面的に封鎖し、その2週間後に軍事攻勢を再開した。残るイスラエル人の人質をハマスに解放させることが目的だとしていた。封鎖はその後緩和されたが、食料、医薬品、燃料の不足は悪化した。
栄養失調に関する報告と同時に、支援物資の配給地点付近で死者が出たとする新たな主張も伝えられた。ガザの病院関係者はBBCに対し、ラファにあるガザ人道財団(GHF)の配給センター付近でパレスチナ人6人が死亡したと述べた一方、GHFは同団体の拠点またはその付近で死者が出たことを否定した。イスラエル軍は、センターから数百メートル離れた場所で警告射撃を行ったとし、死傷者に関する報告は軍の情報と一致しないと述べた。
こうした食い違う説明が重要なのは、ガザの支援体制が人道物資の供給経路であると同時に、安全保障上の火種にもなっているからだ。パレスチナ側は、イスラエル軍や民間警備請負業者が支援を求める人々に発砲していると繰り返し非難している一方、イスラエルは、武装した集団や不審な集まりが部隊への脅威になり得るとしている。そのため、すべての輸送車列、行列、配給センターが危険であると同時に、政治的にも大きな意味を帯びている。
時期も重要だ。米国とイスラエルがカタールでの停戦協議から交渉担当者を呼び戻した後、米国のスティーブ・ウィトコフ特使は危機について協議するためイスラエルを訪問する予定だった。民間人の犠牲が増え続ける中でも、外交プロセスは行き詰まっている。ハマスが運営する当局は、2023年10月7日以降のイスラエルの軍事作戦で6万人以上が死亡したとしている。この数字の全体をBBCが独自に検証することはできないが、ガザ住民が直面している戦争の規模を反映している。
この日の数字が最も明確に示しているのは、ガザの危機がもはや、支援物資へのアクセスの遅れや散発的な不足だけの問題ではないということだ。砲爆撃、封鎖、避難、混乱の中で、機能していた食料供給体制そのものが崩壊している。栄養失調による死者は、その崩壊がどれほど速く深刻化しているかを示す厳しい指標である。



