# シリア・スワイダーで宗派間衝突、30人超死亡、100人負傷
発生日:2025年7月13日。
シリア内務省によると、ドルーズ派住民が多数を占めるシリアの都市スワイダーで武力衝突が起き、30人以上が死亡し、100人が負傷した。
ストレーツ・タイムズの報道によると、戦闘は、ダマスカスとスワイダーを結ぶ幹線道路でドルーズ派の商人が拉致された事件を含む、一連の誘拐事件を受けて始まった。目撃者によると、その後、暴力は市内そのものへと拡大し、スワイダーの都市中心部で宗派間の戦闘が勃発したのは初めてとなった。
衝突にはベドウィン部族の戦闘員とドルーズ派民兵が加わり、最も激しい戦闘は市東部のマクワス地区に集中した。報道によると、その後、地元のドルーズ派勢力が同地区を制圧した。内務省は、紛争を解決するため同省部隊がスワイダーへの直接介入を開始すると表明し、地元の当事者に治安部隊への協力を求めた。
この対応は、暴力がいかに急速に激化したかを物語っている。誘拐をめぐる危機として始まったものが、より広範な宗派間の対立へと発展し、地元武装集団と国家の国内治安機構を巻き込んだ。報道によると、ベドウィンの部族民は市の西側と北側の郊外にあるドルーズ派の村々も襲撃した。
死傷者数は深刻だ。内務省が発表した死者30人超、負傷者100人という数字は、これがシリアにおける近年で最も多くの犠牲者を出した宗派間騒乱の一つであることを示している。同じ記事でロイターが引用した医療関係者によると、少なくとも15人の遺体がスワイダーの国立病院に運ばれ、約50人が負傷したといい、発生直後の死傷者報告にはしばしば不確実性が伴うことを浮き彫りにしている。
この暴力には、12月のバッシャール・アル=アサド政権崩壊後、数カ月にわたり不安定な状況が続いていることから、より広い意味がある。報道によると、新政権と治安部隊の下で少数派コミュニティーの不安がますます高まっており、とりわけ3月には、アサド支持者による先の攻撃への報復とみられる行為で、数百人のアラウィ派住民が殺害された。
スワイダー県ではドルーズ派が多数を占めており、県都の内部や周辺で宗派間暴力が根付けば、地元の恐怖が急速に広がり得るため、状況は特に微妙だ。報道は、4月にもダマスカス近郊のジャラマナでスンニ派戦闘員と武装したドルーズ派住民が衝突したと指摘しており、今回が孤立した出来事ではないことを示している。
証拠から導ける結論は明確かつ限定的だ。スワイダーでの宗派間戦闘によって多数の死者が出ており、内務省は介入に動き、地元と国の関係者は現在、拡大する対立の余波への対応を迫られている。



