出来事の日付:2025年7月2日
イラン大統領は、米国とイスラエルの空爆で同国の最重要核施設の一部が攻撃されたことを受け、国際原子力機関(IAEA)との協力を停止するよう命じた。
マスード・ペゼシュキアン大統領によるこの命令は、12日間にわたるイラン・イスラエル戦争と、それに続いた米国の攻撃の余波が急激に深刻化したことを示している。証拠資料によると、協力停止に期限や詳細な実施計画はないが、それでも査察官がテヘランの核活動を追跡することは困難になる可能性が高い。
イラン国営テレビによると、この決定は議会が可決し、護憲評議会が承認した法律に基づくもので、ペゼシュキアン氏が議長を務める国家安全保障最高評議会も支持した可能性が高い。法案は、安全条件が満たされるまで、政府は核兵器不拡散条約およびその保障措置協定に基づくIAEAとの協力を直ちに停止しなければならないと定めている。
この文言が重要なのは、協力停止が単なる象徴的措置ではないことを示唆するためだ。イランによる協力を核施設と科学者の安全に結び付けており、中断期間は固定された日付ではなく、政治的判断に左右されることになる。
ウィーンに本部を置くIAEAは、長年にわたりイランの核計画を監視し、同国の核活動を監視下に置くための国際的な取り組みで中心的な役割を担ってきた。今回の決定により、査察官がどのように活動を継続するのかについて、直ちに疑問が生じる。特にイランはこれまで何年にもわたり、交渉手段としてさまざまな時点で立ち入りを制限してきた。
イランのアッバス・アラグチ外相も、外交が必ずしも終わったわけではないとの姿勢を示し、CBSニュースのインタビューで、外交の扉が完全に閉ざされることは決してないと述べた。しかし、米国との交渉はドナルド・トランプ大統領が示唆したほど早期には再開されないと語った。
この措置には、イスラエルと米国から直ちに批判が上がった。イスラエルのギドン・サール外相は、協力停止は国際的な核関連義務の放棄だと述べ、米国務省のタミー・ブルース報道官は、イランが平和と繁栄への道を選ぶべき時に、この措置は容認できないと評した。
この決定は、一部の専門家が懸念していた最も深刻な事態、すなわちIAEAとの協力を全面的に終了し、核兵器不拡散条約から正式に脱退することには至っていない。それでも、濃縮計画への懸念がすでに高まっている時期に、イランを国際的な監視からさらに遠ざけるものとなる。
戦争前、イランはウランを最大60%まで濃縮していた。これは兵器級には達しないものの、2015年の核合意で定められた上限を大幅に超える水準だ。今回の協力停止により、この計画を監視するうえでの技術的、外交的な障壁はいずれも高くなった。
現時点で、テヘランからのメッセージは明白だ。攻撃によって核問題を取り巻く政治環境は変化し、イランは査察と監視を容易にするのではなく、より困難にすることで対抗する用意がある。



