パレスチナ当局によると、6月26日、数十人のイスラエル人入植者が占領下のヨルダン川西岸にあるカフル・マリク村を襲撃し、パレスチナ人3人が射殺された。
BBCは、ラマラ近郊の同村で撮影された映像には、銃声が響くなか、車と住宅が燃える様子が映っていたと報じた。パレスチナ外務省は死亡について入植者を非難し、テロ攻撃と呼ぶ襲撃の最中に、入植者が自宅にいた村民に発砲したと述べた。イスラエル軍は、部隊が現場で入植者と村民が互いに石を投げ合っているのを確認し、複数の人物が部隊に発砲して石を投げたため、兵士らが応射し、命中を確認したと述べた。
イスラエル軍はまた、イスラエル人5人を逮捕したと発表した。これらの詳細が重要なのは、基本的な事実には争いがない一方、出来事の順序と責任については双方の主張が対立したままであることを示しているためだ。パレスチナ当局者は入植者が先に襲撃したとしているが、イスラエル側は、より広範な衝突の最中に部隊が銃撃を受けたため発砲したとしている。
死亡したのは、ムルシド・ナワフ・ハマイエル、モハメド・カヘル・アルナジ、ルトフィ・サブリ・ベアラトの3人と発表された。木曜日に行われた葬儀には弔問客が集まり、地元の証言は、この村がここ数週間ですでに繰り返し標的にされていたことを示唆している。BBCはまた、カフル・マリクでの事件直後、近隣のダル・ファザアでも別の襲撃があり、ベツェレムによると3人が負傷し、車3台が放火されたと報じた。
この事件は、2023年10月のイスラエル南部に対するハマスの攻撃と、それに続くガザ戦争以降、ヨルダン川西岸で入植者による暴力が全般的に増加しているなかで起きた。BBCによると、国連は今年最初の4カ月間だけで、死傷者または物的被害を生じさせた入植者による襲撃を487件記録した。人権団体や目撃者は、こうした襲撃の際、イスラエル軍と警察がしばしば傍観していると繰り返し指摘してきた。
同報道はまた、今回の暴力をイスラエルによるより広範な入植事業の文脈に位置付けた。パレスチナ人が将来の国家の領土として望むヨルダン川西岸と東エルサレムでは、1967年以降に建設された入植地に約70万人のユダヤ人が暮らしている。イスラエルは入植地が違法だとの見方に異議を唱えているが、国際社会の大半は違法とみなしている。
目の前の出来事は地域的かつ個人的なものだ。3人が死亡し、村が炎に包まれ、地域住民はさらなる襲撃におびえている。しかし、その戦略的な意味はより大きい。入植者による暴力が起きるたびに不信感は深まり、治安協力は複雑化し、法的主張、軍事的対応、民間人の犠牲が同じ土地で衝突する悪循環が加速する。



