発生日:2025年6月17日。
ドナルド・トランプ米大統領は、米軍をイスラエルによる対イラン軍事作戦の拡大に参加させるか検討するなか、イランに「無条件降伏」を要求した。イスラエルの攻撃とイランによるミサイル報復が5日間続いた後に投稿されたこの最後通告により、ワシントンの次の動きをめぐる不透明感が一段と強まり、テヘランは反抗的な反応を示した。
トランプ氏は、脅しと曖昧な発言を交互に繰り返す一連の声明を出した後、ホワイトハウスで国家安全保障チームを招集した。あるメッセージでは、米国はイランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の居場所を把握していると述べ、容易に狙える標的だと表現する一方、「今のところ」は殺害しないとした。その数分後、トランプ氏は降伏を求める投稿を行った。
大統領はカナダで開かれた主要7カ国首脳会議から予定を早めて帰国していた。ワシントンへ向かう機内で、イランがウラン濃縮を全面的に放棄することを望んでいると述べ、自身の目標は一時的な停戦ではなく、同国の核計画を完全に終わらせることだと説明した。また、イスラエルは攻撃を継続するだろうとの見方を示した。
米軍の動きも、直接関与をめぐる臆測を強めた。戦闘機への空中給油に使われる給油機が米国から欧州方面へ移動し、空母「ニミッツ」を中心とする空母打撃群は中東へ向かった。BBCによると、すでに約4万人の米軍兵士が地域内におり、中東の基地には追加の戦闘機が配備されていた。関心は、地下深くに設けられたイランの濃縮施設フォルドゥに集中した。この施設はイスラエルが現在保有する爆弾では到達できないとみられる一方、米国の特殊な地下貫通弾には脆弱である可能性がある。
イランは要求を拒否した。ハメネイ師は、米国が戦争に参入すれば取り返しのつかない損害を招くと警告し、イラン当局者らは同国が圧力に屈することはないと述べた。それでもアッバス・アラグチ外相は外交の可能性が残っていることを示し、英国、フランス、ドイツの当局者らとジュネーブで協議する予定を立てた。
欧州の首脳らは自制を求めた。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、軍事力によって体制転換を試みれば混乱が生じかねないと警告した。英国のキア・スターマー首相は、トランプ氏の発言を米国の介入が差し迫っている証拠とは解釈していないと述べ、緊張緩和を望むというG7の表明済みの立場を強調した。
イスラエルは、イランの核・弾道ミサイル能力を終わらせ、同盟関係にある武装組織を弱体化させることが目標に含まれるとした。テヘランは核兵器の開発を目指していることを否定しており、提供された報道で引用された米情報機関の評価も、イランは当時、核兵器を製造していなかったとしている。トランプ氏はその評価を退け、イランは核兵器の取得間近だったと考えていると述べた。
相反するシグナルにより、中心的な問いは未解決のまま残った。ワシントンは圧力と外交に頼るのか、それともイスラエルにはない米国の能力を用い、イランで最も厳重に防護された核インフラを攻撃するのか、という問いだ。



