発生日:2025年6月14日
アムネスティ・インターナショナル・ナイジェリアによると、ナイジェリア中北部ベヌエ州の村イェレワタへの銃撃で、少なくとも100人が死亡した。同人権団体は、襲撃がグマ地区で金曜深夜から土曜未明にかけて発生し、多くの家族が寝室に閉じ込められ、室内で焼死したと述べた。
アムネスティによると、依然として数十人が行方不明で、数百人が負傷しているか、十分な医療を受けられずにいた。襲撃後に共有されたソーシャルメディア上の画像や動画には、焼けた家屋や現場に残された遺体が映っていたが、それらの画像が独立に検証されたかどうかはAP通信の記事には記載されていない。警察報道官のウデメ・エデットは、イェレワタで襲撃があったことを確認したが、情報源となった資料では死傷者数を明らかにしなかった。
この暴力は、ベヌエ州をナイジェリアで最も脆弱な州の一つにしてきた一連の傾向に合致する。中北部での死者を伴う襲撃には、土地や水を巡る牧畜民と農民の衝突が関わることが多く、双方が相手を暴力や不法侵入で非難している。AP通信の記事によると、犠牲者が増え続ける中でも、放牧経路と農地を巡る争いは流血を繰り返す原因であり続けている。
イェレワタ襲撃の規模が際立っているのは、犠牲者が追い詰められたその手口のためだ。アムネスティによると、人々は自宅に閉じ込められ、焼かれた。この点は、襲撃者が野外で武装した抵抗勢力と対峙したのではなく、眠っている住民を狙ったことを示唆する。このため事件は、短時間の衝突というより、意図的に多数の死傷者を出すことを狙った襲撃に見える。
ベヌエ州のハイアシンス・アリア知事は、家族を支援するため地域に代表団を派遣した。AP通信の記事はまた、州当局がなお行方不明者の所在確認と負傷者の治療に取り組んでいたと伝えている。情報源はさらに、4月にプラトー州で起きた襲撃や、先月ベヌエ州で起きた別の襲撃など、近隣州で最近発生した暴力にも触れており、この地域の治安悪化が今なお続いていることを示している。
未解明なのは、誰が殺害を実行したかだ。記事によると、どの武装集団に責任があるのかは不明だった。それでも、行方不明者、焼けた家屋、そして100人を超えた死者数が重なったイェレワタの事件は、近年この地域で起きた襲撃の中でも最悪級となっている。
この襲撃は、中北部ナイジェリアで多数の死傷者を出す暴力が、その後に避難、病院の逼迫、誰が行方不明なのかを巡る不確実性という第二の緊急事態を残すことが多いと改めて示している。その意味で、死者数は危機の始まりにすぎない。より長期にわたる課題は、犠牲者の身元確認、生存者の治療、そして再発防止策の解明である。



