# EU、ロシアの「影の船団」と戦争経済を標的とする第17次制裁パッケージを承認

出来事が発生した2025年5月20日、欧州理事会は対ロシア第17次制裁パッケージを採択し、「影の船団」のブラックリストに船舶189隻を追加するとともに、モスクワのエネルギーおよび軍需サプライチェーンへの圧力を強化した。

欧州委員会によると、新たな措置はウクライナでの戦争を継続するコストを引き上げ、ロシアが戦場で用いる技術を入手するのを阻止する目的で策定された。このパッケージは、制裁リストの対象となる企業および個人の数も増やすほか、日本のエネルギー安全保障を守るため、サハリン2プロジェクトに対する価格上限措置の適用除外を延長する。

最も目立つ要素は船舶リストだ。EUは189隻を追加して合計を342隻とし、これらの船舶は今後、港へのアクセスとサービスの提供を禁止されるとした。欧州委員会は、このパッケージについて、「影の船団」の船舶を標的としたG7の単独制裁措置としては過去最大だと説明した。

また、ロシアの軍産複合体または制裁回避に関係する新たな企業31社をリストに追加した。これにはロシアおよび複数の第三国に拠点を置く企業が含まれる。さらに、ウクライナの領土保全と独立を損なったとされる個人および団体を、新たに75件リストへ追加した。

パッケージの別の部分では、軍民両用および先端技術品目の輸出規制を強化している。こうした規制は、予備部品、機械、電子機器など、軍事目的で使用できる物品をロシアが入手するのをより困難にすることを目的としている。

欧州委員会は、制裁がすでに効果を上げていると述べた。EUがこの船団を標的にし始めて以降、リストに掲載された船舶によるロシア産原油の輸送量が76%減少したことを示すデータを挙げた。また、ロシアの石油・ガス収入は2022年以降大幅に減少する一方、インフレ、金利、財政赤字は引き続き圧迫を受けているとした。

このパッケージの目的は処罰だけではない。圧力をかけ、利用を阻むことでもある。すなわち、輸送能力、技術、収入を利用できなくするということだ。EUはこれらの手段を組み合わせることで、ロシアが戦争を継続するための費用を増大させ、継続をより困難にしようとしている。

欧州委員会はまた、G7やその他のパートナーとの連携が引き続き中心的な役割を果たすと強調した。ロシアは制裁を回避する方法を探し続けているため、制裁の執行とその後の着実な実施が、発表そのものと同じくらい重要になるとした。

情報源

  • 欧州委員会、sourceId 5170、第17次制裁パッケージの採択とその主要措置について。
  • 欧州委員会、sourceId 5170、「影の船団」、企業のリスト掲載、輸出規制について。