出来事の日付:2025-05-15

中国は、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイの国民に対し、1年間にわたり最長30日間の滞在でビザなし入国を認めると発表した。この措置は、中国政府が中南米諸国の首脳や外交官を北京に迎え、同地域との関係拡大を目的とするフォーラムを開催する中で発表された。

この制度は6月1日に始まる。中国当局は、中南米とのつながりを強化すると同時に、外国人旅行者がより訪れやすい国にするための広範な取り組みの一環だと説明した。中国が長年のパンデミック規制後に旅行需要を回復させ、経済を支えようとする中、これら5カ国は、ビザ免除または簡素化された入国制度の恩恵を受ける国々の拡大するリストに加わる。

この発表の時期には政治的に重要な意味がある。中南米地域をめぐって米国との競争も激化する中、中国政府は中国・CELACフォーラムを利用し、自国を中南米のパートナーとして打ち出してきた。1年間の試行により中国は、渡航の容易化がビジネス、観光、公的交流の拡大につながるかどうかを検証できる。

この発表は、中国の渡航政策におけるより広範な転換も反映している。近年、中国政府は欧州とアジアの数十カ国を対象にビザなし入国を拡大しており、今回の措置によって、その戦略を中南米の主要地域にも広げる。域内各国の政府にとって、この変更は、特に中国と強い通商関係を持つ国々で、企業代表団の訪問、学術交流、観光をより実現しやすくする可能性がある。

中国は、新制度は恒久的な規則ではなく試行措置であり、より緊密な関係を促進することを目的としていると説明した。発表では、最初の1年が終わった後に措置を延長するかどうかは直ちに明らかにされなかったが、短期渡航に関しては、この5カ国が他の多くの中南米諸国よりも有利な立場に置かれる。

この措置は、世界的な貿易摩擦が高まり、中国が国内の成長を支えるよう圧力を受ける中でも、同国がビジネスに開かれた国であることを引き続き示そうとする時期に打ち出された。選ばれたパートナーの入国を容易にすることで、中国政府は人の移動を単なる旅行政策ではなく、外交手段の一部とみなしていることを示している。

北京でのフォーラムに出席した中南米各国政府にとって、この変更は経済的な開放であると同時に、政治的な関心を示す行為とも受け止められそうだ。実際の効果は、旅行者がこの制度をどれほど容易に利用できるか、また中国当局が試行措置を対外関係強化策の恒久的な要素にするかどうかに左右される。

出来事の日付:2025-05-15