# トランプ氏、シリアのアル・シャラア氏と会談 米・シリア首脳の対面は25年ぶり

ドナルド・トランプ米大統領はサウジアラビアでシリア暫定大統領アハメド・アル・シャラア氏と会談した。提供された報道が、米国とシリアの首脳による25年ぶりの対面と表現する出来事となった。会談は、米政府がダマスカスとの関係正常化と対シリア制裁の解除を検討しているとトランプ氏が述べるなかで行われた。

アルジャジーラによると、トランプ氏はリヤドで開かれた湾岸協力会議(GCC)の会合でこの方針を発表し、米国はシリアに対する「すべての制裁」を撤廃すると述べた。ホワイトハウスも、トランプ氏がアル・シャラア氏に対し、米側がテロリストと表現する人々を国外追放すること、イスラエルとのアブラハム合意に加わること、シリア北東部にある過激派組織「イスラム国」の収容施設について責任を負うことを求めたと明らかにした。

その光景は印象的だった。サウジ国営メディアが公開した写真には、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の立ち会いのもと、トランプ氏とアル・シャラア氏が握手する様子が写っていた。トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領もオンラインで会談に参加し、単なる二国間協議を超えた、より広範な地域的枠組みをこの対面に与えた。

ここでの大きな政策転換は、トランプ氏による制裁解除の約束だ。シリアは長年にわたり米国の規制による圧力を受けており、その解除に向けた動きは同国の復興の見通しと地域関係を一変させる可能性がある。アルジャジーラによると、トランプ氏の発表後にはシリアで祝賀が起こり、反体制派の人物やアラブ諸国の指導者らはこれを重大な転換と受け止めた。

同報道はまた、関係正常化が自動的に進むわけではないことも明確にしている。トランプ政権のホワイトハウスが示した要求事項、特にシリアにアブラハム合意への参加を求めたことは、政権が制裁緩和と引き換えに政治・安全保障上の譲歩を求めていることを示唆する。アルジャジーラによると、ダマスカス駐在の同社特派員は、この措置はアル・シャラア政権にとって非常に困難だと判断した。

より広い背景には、アサド後のシリアの移行期がある。同報道によると、バッシャール・アル・アサド氏は、アル・シャラア氏の部隊が率いた電撃的な反体制派の攻勢を受け、12月に政権を追われた。このため、今回の会談は異例であるだけでなく歴史的でもある。通常の外交ではなく戦争を経て誕生したシリアの新指導部と、米国を直接結び付けるものだからだ。

より広範な地域情勢とのつながりもあった。トランプ氏は同じ外遊でイランや湾岸協力会議について協議し、その後にはカタールを公式訪問した。それでもシリアとの会談は、最も鮮明な外交的転換として際立っている。何年も孤立してきた国に対する外部からの圧力を変化させる可能性があるためだ。

現時点で確認されている事実は、会談、制裁に関する発表、そしてホワイトハウスの要求である。それだけでも、今回の対面は一世代のうちで最も重大な米・シリア間の出来事の一つとなる。