発生日:2025年3月15日

米国は土曜日、フーシ派が支配するイエメン各地に対して広範な空爆を開始した。米当局者はこれを、紅海の船舶に対する攻撃を阻止するための、より大規模な作戦の始まりだと説明した。

ドナルド・トランプ大統領は、自らが軍事行動を命じたと述べ、イランと連携する同組織が商船および海軍艦艇への攻撃をやめるまで圧倒的な武力を行使し続けると警告した。米中央軍は、この攻撃をイエメン全土にわたる大規模作戦の開始と説明した。紅海に展開する空母ハリー・S・トルーマンの航空機も参加した。

首都サヌアと、フーシ派の北部拠点サアダで爆発が報告された。作戦開始後にまとめられた報告によると、攻撃はホデイダ、バイダ、マアリブ、ダマールなどの州にも及んだ。サヌアの住民によると、人口密集地でフーシ派の軍事・政治施設もある東部ゲラフ地区が、繰り返される爆発で揺れた。

最初の空爆後、死傷者数が増加

フーシ派運営の保健省は日曜日、少なくとも31人が死亡し、101人が負傷したと発表した。その後アルジャジーラが伝えた数字では、サアダの子ども4人と女性1人を含む死者は32人とされた。この数字は紛争当事者の一方が管理する当局から出たものであり、提供された資料では独立した確認ができなかったため、引き続き同省の発表として扱われる。

米国のマイケル・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)は、攻撃で複数のフーシ派指導者が死亡したと述べたが、入手可能な証拠ではその人物らは特定されていない。米当局者は、作戦は数週間にわたり続く可能性があると述べた。AP通信が引用した米当局者によると、3月15日の攻撃はトランプ第2次政権下でイエメンを拠点とする同組織に対して行われた初の攻撃で、米国単独で実施された。

トランプは、目的は米国の船舶と軍事資産を守り、航行の自由を回復することだと述べた。また、フーシ派への支援をやめるようイランに警告し、同組織の行動について米政府はテヘランに責任を負わせると述べた。イランはこの作戦を国際法違反だと非難し、同国外相はイランの政策をめぐる米国の要求を拒否した。

ガザ戦争と結びついた海運をめぐる対立

攻撃に先立ちフーシ派は、イスラエルがガザへの支援物資搬入を封鎖していることへの対抗措置として、イスラエルと関係する船舶への攻撃を再開すると発表していた。警告の対象海域は紅海、アデン湾、バブ・エル・マンデブ海峡、アラビア海だった。この警告から米軍の作戦までの間に、フーシ派による新たな船舶攻撃は報告されていなかった。

しかし2023年末以降、フーシ派はガザ戦争中のパレスチナ人との連帯を掲げ、船舶に対して100回を超える攻撃を行っていた。この作戦により船舶2隻が沈没し、船員4人が死亡したほか、一部の運航業者はアフリカ南部を回る長い航路への変更を余儀なくされた。1月のガザ停戦後は比較的平穏な時期が続いていたが、同組織が作戦再開を警告した。

フーシ派は、脅威についてのトランプの説明に異議を唱え、自らの制限は国際海運全般ではなく、イスラエルの航行に適用されるものだと述べた。同派の政治局は米軍の攻撃を戦争犯罪と呼び、報復を約束した。

したがって、この作戦はイエメン内戦、海上貿易、そしてイスラエル、イラン、テヘランと連携する武装組織を巻き込んだより広範な対立を結びつける紛争の新たな局面を開いた。フーシ派は10年にわたる紛争を経てイエメンの大部分を支配しており、ハマスやヒズボラなどイランのほかの協力勢力が大きな損失を被る中でも、相当な軍事能力を維持している。

米国の新たな作戦は、ワシントンが核計画をめぐってイランとの接触を試みていた時期にも始まった。トランプはテヘランへの圧力を同時に強めながら、交渉再開への道筋を提案する書簡を送っていた。空爆とイランへの直接的な警告は、その取り組みに軍事的な側面を加えた。

3月15日に始まった行動を、ワシントンは一度限りの報復攻撃とは位置づけなかった。米当局者はこれを継続的な取り組みの開始と説明し、一方でフーシ派は報復としてのエスカレーションを約束した。それにより、さらなる民間人被害と、世界で最も重要な貿易ルートの一つにおける混乱再燃の恐れが高まっている。