# 沿岸部の殺害で少数派社会に動揺、暴力に身構えるシリアのキリスト教徒

AFPの報道に基づくフランス24の記事によると、シリア沿岸部のキリスト教徒は、主にアラウィ派の民間人1,000人以上が死亡し、キリスト教徒にも死者が出た一連の暴力を受け、恐怖を強めながら暮らしている。

暴力は、沿岸部にあるシリアのアラウィ派の中心地域で発生し、報告では、バッシャール・アル・アサド政権が12月に崩壊して以降で最悪とされた。アサド氏に忠誠を誓う武装集団と新たな治安部隊との衝突から始まったが、報告が虐殺と呼ぶ事態へ急速にエスカレートした。シリア人権監視団によると、治安部隊とその同盟勢力によって少なくとも民間人1,068人が殺害され、その圧倒的多数がアラウィ派だった。

シリアのキリスト教徒が懸念しているのは、直接的な人命の喪失だけでなく、この暴力によって安全の境界線が引き直されたのではないかという恐怖でもある。沿岸部の複数のキリスト教徒はAFPに、自分たちは守られていないと感じており、外国人戦闘員が居住地区に入ってくることを恐れていると語った。ラタキアの住民の一人は、現在の紛争は政治的には自分に関係しないものの、自分のようなシリア人がその犠牲者になりつつあると述べた。

報告によると、沿岸部のキリスト教徒コミュニティーの複数の住民について、訃報がソーシャルメディア上で広まり、AFPはそのうち少なくとも7人の死亡を確認できた。また、バニヤスで司祭の父親が殺害され、ラタキアでは他のキリスト教徒の家族も親族を失ったとしている。暴力は主としてアラウィ派に向けられていたが、報告はキリスト教徒も巻き込まれ、場合によっては直接殺害されたことを示している。

教会指導者らは緊張の緩和に努めている。ラタキアの牧師らは治安当局の代表団と面会した後、うわさに流されないよう住民に呼びかける共同声明を発表した。声明は安心感を与えることを意図したものだったが、住民が語る恐怖は、そのメッセージによって深い不安が消えたわけではないことを示している。

暫定大統領のアフマド・アル・シャラア氏は流血に関与した者は誰であれ責任を問うと約束したが、現地の人々にとって、責任追及の約束はまだ安心感につながっていない。AFPが引用したキリスト教徒の教師の一人は、外国人戦闘員が入ってくることを恐れ、人々は扉に鍵をかけて自宅にとどまっていると語った。

人口動態の背景を見れば、恐怖がこれほど強い理由が分かる。報告によると、シリアのキリスト教徒人口は内戦中に急減し、2011年以前の約100万人から、記事掲載時点までにおよそ30万人となった。今も残る少数派にとって、さらなる避難の波への恐怖は現実のものだ。

沿岸部の暴力は、単なる宗派間の発火点ではない。長年の戦争と混乱を経て、シリアの新当局が地域での報復攻撃を防ぎ、少数派社会の信頼を回復できるかどうかを試すものでもある。フランス24の報道は、多くのキリスト教徒にとって、そうした保証がいまだ説得力を持っていないことを示唆している。

出来事の日付:2025-03-10。

出典

  • フランス24の情報源3951:沿岸部の暴力の規模、キリスト教徒の恐怖、確認されたキリスト教徒の死者、教会の対応。