ラタキア衝突で少なくとも70人死亡、シリア新政権は沿岸部の暴力封じ込めに苦慮
_シリア沿岸部のラタキア県で戦闘が急増し、少なくとも70人が死亡した。新当局が支配を維持しようとするなか、増援部隊の派遣、外出禁止令、逮捕につながった。_
シリア人権監視団の情報に基づくフランス24の報道によると、シリア沿岸部は2025-03-06、同国の新当局にとってこれまでで最も深刻な挑戦となる事態に見舞われた。報道によれば、ラタキア県では治安部隊と失脚したバッシャール・アル・アサド前大統領の支持者が衝突し、少なくとも70人が死亡した。戦闘はジャブラや近隣の村々にも広がった。
報道によると、暴力は、政府軍がジャブラ近郊で指名手配中の人物を拘束しようとして待ち伏せ攻撃を受けたことから始まった。その後、沿岸地域一帯の治安施設に対する組織的な攻撃と武力衝突へ拡大した。治安当局者は国営シリア・アラブ通信(SANA)に対し、アサド派の残党が検問所や巡回部隊に計画的な攻撃を仕掛けたと述べた。一方、監視団は、騒乱の初期段階の死者に治安要員16人とアサド派戦闘員28人が含まれていたとした。
戦闘がピークに達するころには、暴力は単なる戦場の死者数という問題を超えていた。報道によると、死者の一部はかつて反体制派の拠点だったイドリブの出身者であり、新たな治安部隊自体が、今や国家治安の重責を担うさまざまな戦闘員の寄せ集めであることを示していた。当局はまた、空軍情報部の元トップで、アサド一族の治安当局者の中でも特に悪名高い人物の一人であるイブラヒム・フウェイジャを逮捕したと発表した。
同時に、沿岸部の県は封鎖されつつあった。報道によると、ラタキア、タルトゥース、ホムスなどアラウィ派住民の多い地域では夜間外出禁止令が出され、ジャブラ地域には増援部隊が配備された。この対応は、新政府が旧体制の拠点の一つで起きた急速な反乱攻撃に対し、単純な法秩序上の解決策をまだ持っていないことを示す点で重要だ。
フランス24の報道は、この局面の政治的な危険性も捉えている。アラウィ派の指導者らは、民間人の住宅がヘリコプターによる攻撃を受けたとして平和的な抗議を呼びかける一方、他の都市では群衆が治安部隊への支持を表明するために集まった。こうした相反する反応は、衝突が限定的な治安作戦ではなく、宗派間暴力の連鎖へ発展するリスクを示している。監視団と地元関係者はいずれも、家宅捜索、現場での処刑、誘拐など、治安部隊による人権侵害を警告している。そうした行為は不信感を深め、和解を一層困難にするだろう。
シリアがここで直面しているのは、単なる死者数の急増ではなく、アサド後の秩序が、そもそも内戦をあおった虐待を繰り返さずに暴力を吸収できるかどうかという試練だ。情報源の資料は、個々の死者数をすべて単独で立証するものではないが、全体像は明確に裏付けている。すなわち、死者を伴う急速に展開する沿岸部での衝突、不安を抱えた政府の対応、そして危機初日にラタキアを完全に掌握していると示せなかった新当局の姿である。



