# コンゴ東部でM23反政府勢力が進撃、ブカブは略奪状態に
発生日:2025年2月15日
コンゴ民主共和国東部の主要都市の一つであるブカブは、散発的な銃撃や広範な略奪、ルワンダの支援を受ける反政府勢力M23の進撃が伝えられ、混乱に陥った。
住民らはBBCに対し、騒乱が市内に広がるなか自宅に身を潜めていると語った。BBCの報道によると、世界食糧計画(WFP)の倉庫を含む複数の施設で略奪が報告され、路上にいた人々は、恐怖によって人影が消えた街の様子を語った。ある女性は、食料はあと数日分しかなく、暴行や暴力に遭う恐れがあるため外出するのが怖いと話した。
M23がブカブ北方のカブム空港を制圧し、市に向けてさらに進撃を続けたことで、紛争は激しさを増した。しかし、反政府勢力の戦闘員がブカブ市内そのものに入ったのか、それとも周辺地域に到達しただけなのかを巡って情報が食い違い、現地の状況は依然として不透明だった。BBCの報道が引用したロイターの情報筋は、近隣地区で反政府勢力を目撃したとの住民の証言がある一方、M23の戦闘員はまだ市中心部には入っていないと述べた。
こうした曖昧さが危険の切迫感を和らげることはなかった。国連と欧州連合(EU)はともに、悪化する状況に警鐘を鳴らした。国連のアントニオ・グテーレス事務総長はアフリカ連合(AU)首脳会議で、地域的な紛争拡大は何としても避けなければならず、軍事的な解決策はないと述べた。EUは、あらゆる選択肢を緊急に検討しているとし、コンゴの領土保全に対する侵害を看過することはないと警告した。
BBCの報道は、より広い地域的リスクも指摘した。ウガンダ軍トップは、ブニアにいる武装集団が24時間以内に降伏しなければ同市を攻撃するとSNSに投稿し、紛争が拡大するとの懸念を高めた。この警告は、コンゴ、ルワンダ、周辺諸国の間に長年続く緊張を背景に出されたもので、東部におけるウガンダの役割にも厳しい目が向けられている。
人道面の負担は差し迫っている。ブカブにある世界食糧計画の倉庫が略奪され、そこには6,800トンの食料が保管されていたと報告された。この備蓄が失われれば、度重なる避難が発生してきた地域で、すでに脆弱な支援体制がさらに弱体化する恐れがある。
ブカブの重要性は象徴的なものだけではない。同市はルワンダに近いキブ湖の南端に位置し、地元の鉱物取引における重要な中継地点となっている。市がさらに全面的に反政府勢力の手に落ちれば、今回の反乱でM23の支配地域が前例のない規模に拡大したことを意味し、コンゴ東部がより広範な地域戦争へと陥りつつあるとの懸念を深めることになる。
今のところ、浮かび上がるのは恐怖と不確実性、そして避難の光景だ。住民は屋内にとどまり、各機関は警鐘を鳴らし、紛争を取り巻く政治当事者らは容易な出口がないことを示している。当面の焦点は、進撃がブカブの周縁部で止まるのか、それとも新たな地域的エスカレーションを引き起こすのかという点にある。



