# フランス、チャド最後の基地を引き渡し、同国での軍事駐留を終了

フランスは2025年1月30日、チャドにある最後の軍事基地を引き渡し、同国をパリにとってアフリカに残る最後の大規模な軍事拠点の一つとしてきた安全保障関係の大きな一章に幕を下ろした。ンジャメナのセルジャン・アジ・コセイ空軍基地をチャド当局へ移管したのは、北部ファヤと東部アベシェにある別の2施設を先に引き渡したことに続くものだった。

この動きは、チャドがフランスとの防衛協力協定を打ち切ってから2カ月後に行われた。チャド当局はすでにこの決定を転換点と位置づけ、国家の優先事項に沿って戦略的パートナーシップを再定義できるようになると述べていた。撤収前、フランスはチャドに約1,000人の要員を置いていた。

基地網の終焉は、サヘル地域とその周辺におけるフランスのさらなる後退を示す。同国はイスラム過激派に対する長年の作戦を経た後、近年ニジェール、マリ、ブルキナファソから追い出されてきた。APの報道は、これらの国々がモスクワへの接近を進め、ロシア人傭兵がサヘル各地に展開していると指摘しており、フランス撤退後に生じた、より広範な地政学的変化を浮き彫りにした。

チャドは地域のテロ対策において依然として重要であり、フランス当局者は長年、同国を中心的な拠点として頼りにしてきた。それでもンジャメナの政府は、防衛協定の終了は歴史的な関係の断絶を意味しないと述べた。代わりに当局者らは、共通の関心がある他の分野ではフランスとの関係を維持したいと述べた。

今回の引き渡しは、アフリカ全域におけるフランスの軍事態勢の、より広範な見直しにも合致する。セネガルとコートジボワールは12月、フランス軍の撤退を発表した。これは、パリがアフリカ大陸での常駐兵力を大幅に削減する戦略を策定していた時期とほぼ重なる。今回のチャドの決定により、その旧来のモデルを象徴する最後の目に見える存在の一つが取り除かれる。

チャドにとって実務上の課題は、新たな安全保障体制が、地域のテロ対策能力を弱めることなく、フランス軍が残した空白を埋められるかどうかである。フランスにとって、チャド最後の基地を失うことは、作戦面で重要であると同時に政治的にも象徴的であり、同国のアフリカ軍事網がいかに急速に縮小したかを示している。

出典対応表 - ンジャメナでの基地引き渡しと、それ以前の移管:AP資料3196 - 2カ月前の防衛協定終了と兵力規模:AP資料3196 - サヘルでのフランスの後退と並行する撤退:AP資料3196