# メキシコの暴力激化、グアナフアト州の警察署2カ所で自動車爆弾
メキシコのグアナフアト州で2024年10月24日、警察署の外に置かれた自動車爆弾2台が爆発し、アカンバロで3人が負傷したほか、近隣のヘレクアロでも被害が出た。攻撃は車で約30分離れた町で、ほぼ同時に発生した。検察当局や治安アナリストは、このパターンがメキシコで最も暴力の激しい州の一つにおけるカルテルの関与を示していると述べた。
AP通信によると、グアナフアト州の検察当局は、アカンバロでの爆発で3人が負傷したと発表した。当局は当初、負傷者は警察官だとしていたが、現場を目撃した住民は、負傷者のうち2人はバスを待っていた女性とその娘だったと述べた。ヘレクアロでは2度目の爆発で周辺の建物が損壊し、店舗の正面が黒焦げになり、警察のパトロール用ピックアップトラックが炎上したが、負傷者はいなかった。AP通信によると、2度目の爆発の衝撃で建物1棟の屋根が吹き飛び、周辺にがれきが散乱した。
攻撃は警察施設または車両を標的にしたとみられ、その地理的関係が重要だった。アカンバロとヘレクアロは、連携した作戦だった可能性を示すほど近い一方、攻撃者が同じ時間帯に複数の標的を襲う意思を持っていたことを示す程度には離れている。AP通信は地元の目撃者の話として、アカンバロの爆発は極めて強力で、当初、人々は外で木のようなものが倒れたのだと思ったと伝えた。市警察が配布した写真には、焼け落ちた車両部品が中央分離帯の向こうまで飛ばされた様子が写っていた。
一連の爆発は、メキシコ当局が長年懸念してきたパターンに当てはまる。カルテルが即席爆発物、自動車爆弾、ドローンから投下する弾薬を用いて、地元の治安部隊に圧力をかけるというものだ。AP通信は、アカンバロでの爆破が、2023年6月に近隣のセラヤでカルテルが自動車爆弾を使って州兵1人を殺害して以来、メキシコ当局を狙った最も深刻な自動車爆弾攻撃だったと指摘した。2023年7月には、ハリスコ州の別のカルテルが道路上で爆弾を爆発させ、警察官4人と民間人2人を死亡させた。
より広い背景には、新たに就任したクラウディア・シェインバウム大統領の下で拡大する治安危機がある。AP通信によると、シェインバウム氏は、前任者のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏と結び付けられる「銃弾ではなく抱擁を」という方針を継続すると約束する一方、グアナフアト州の暴力を減らしたいとも述べている。攻撃当日、同氏は軍にカルテルと対決しないよう命じたと述べ、メキシコが麻薬組織との全面戦争に戻ることはないと強調した。
その姿勢は、連邦政府が直面する政治的、戦術的なジレンマを反映している。カルテルは、路上犯罪というよりも組織的な軍事作戦に見える攻撃を実行する能力をますます高めている。国内最多の殺人件数を記録してきたグアナフアト州について、治安アナリストのダビド・サウセド氏はAP通信に対し、当局は問題の規模を認めておらず、これを麻薬テロと表現することにも慎重すぎると述べた。
同州は長年、サンタ・ロサ・デ・リマ・カルテルとハリスコ・カルテルの戦場となっており、サウセド氏は、爆発の背後にはサンタ・ロサ・デ・リマがいた可能性が高いと述べた。記事はこれを確認済みの事実としては示していないが、この説は、メキシコのカルテルが地域の抗争を公然たる力の誇示へと変えている実態を浮き彫りにする。同じ日に二つの町の警察署外を攻撃することで、実行者は警察官だけでなく、自分たちを封じ込めようとする、より広範な国家機構にもメッセージを送った。



