パキスタン軍によると、治安部隊はアフガニスタンと国境を接するパキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の北ワジリスタン地区で夜間の急襲作戦を実施し、武装勢力8人を殺害した。作戦は2024年9月26日に行われた。この地域は長年、武装反乱による暴力と国境を越えた緊張の火種となっている。
軍によると、部隊はパキスタン・タリバンのかつての拠点にある隠れ家に向けて進み、激しい銃撃戦となった。軍はまた、この作戦で武装勢力の隠れ家から武器と弾薬を押収したと述べた。死亡した者の身元や、特定の派閥とのつながりがあったかどうかについては詳細を明らかにしなかった。
「パキスタン・タリバン運動(テフリク・タリバン・パキスタン)」またはTTPとしても知られるパキスタン・タリバンは、同国にとって最も根強い安全保障上の脅威の一つであり続けている。北ワジリスタンはかつて同組織やほかの武装勢力の拠点だったが、相次ぐ軍事作戦により多数の戦闘員が排除または殺害された。今回の急襲作戦も、国境地域の一部で再結集した武装集団への圧力を維持しようと、パキスタン軍が北西部で攻撃、急襲、または情報に基づく作戦を定期的に発表するというパターンに沿うものだ。
今回の発表の背景には、2021年にタリバンがカブールで政権を掌握して以来続く、パキスタンとアフガニスタンの関係悪化がある。パキスタンは、アフガニスタンのタリバン政権がTTP戦闘員に対し、パキスタン国内で攻撃を行うための避難場所としてアフガニスタン領を利用することを認めていると繰り返し非難している。一方、カブール側は、自国領を国境を越えた暴力に利用することを許しているとの主張を否定している。AP通信の報道は、隣国でのタリバンの政権復帰がパキスタン・タリバンを勢いづかせ、パキスタン軍への攻撃増加と時期を同じくしていると指摘している。
パキスタン軍は、急襲作戦で兵士に負傷者が出たかどうかを明らかにしていない。また報道も、夜間の交戦だったとする以上に作戦の継続時間を説明していない。隠れ家が住宅地、山間の谷、あるいは別の種類の地形にあったのかについても特定されていない。こうした情報の欠落により、軍の説明は、より広範な作戦の全体像ではなく、直近の戦術的成果に焦点を当てたものとなっている。
今回の急襲作戦は、パキスタン北西部で続く暴力の連鎖の一部である。同地域では、武装集団がかつて保持していたような領土や移動の自由を再び獲得することを阻止しようと、当局が取り組んでいる。標的がパキスタン・タリバンのかつての拠点だったという軍の主張は、この地域が今なお、同国で最も長く続く国内安全保障上の課題と結びついていることを浮き彫りにしている。現時点で確認されている結果は、武装勢力8人が殺害され、武器と弾薬が回収され、この地域が再び治安部隊と武装戦闘員による死者を伴う衝突の現場となったということだけだ。



