発生日:2024年9月25日
ヒズボラは初めてテルアビブに向けて長距離弾道ミサイルを発射し、イスラエルの情報機関モサドの本部を狙ったと発表した。イスラエル軍は、防空システムがミサイルを迎撃し、その後レバノン国内の発射装置を破壊したと発表した。
この発射は、イスラエルが空爆作戦を大幅に拡大する中で行われた。イスラエル国防軍は、水曜日にレバノン南部とベイルート東方のベカー地域にある260の標的を攻撃し、3日間で攻撃したとするヒズボラの標的は合計2,000カ所を超えたと発表した。これらの数字はイスラエル軍の主張であり、提供された報道では独立した検証は行われていない。
レバノン公衆衛生省は、水曜日の攻撃で少なくとも81人が死亡し、403人が負傷したと発表した。月曜日以降の累計では、少なくとも子ども50人を含む死者が650人を超え、負傷者は1,700人以上に達した。国連は、5日間で9万人以上が避難を余儀なくされたと発表した。
ヒズボラは、このミサイル攻撃について、幹部らの殺害と、構成員が所持していたポケットベルや携帯型無線機に関わる爆発への報復だと説明した。イスラエルによると、迎撃により、表明された標的への着弾は阻止された。これとは別に、イスラエルの港湾都市エイラート近郊では、ドローン1機が地域に着弾して2人が負傷し、別のドローン1機は迎撃された。
イスラエル軍指導部は、地上作戦の可能性に備えていることも示唆した。ヘルツィ・ハレビ参謀総長は部隊に対し、住民をイスラエル北部へ帰還させることが目的だと述べ、レバノン領内への機動作戦に向けた準備について説明した。イスラエル国防軍の報道官によると、イスラエルは北部戦線での任務のため数千人の兵士を招集した。
レバノンの医療体制は、さらなる死傷者の発生に備えていた。ベイルートのラフィク・ハリリ大学病院は病棟を再開し、大規模なトリアージ区域を設けた。院長のジハード・サアデは、病院を攻撃対象にしないよう公に訴え、上空から医療施設であることが分かるよう屋上に標示が施された。
軍事活動と並行して、外交上の警告も強まった。国連総会では、各国の指導者が緊張緩和と交渉による解決を呼びかけた。エジプト、イラク、ヨルダンの外相は共同声明を発表し、この対立が全面的な地域戦争に発展する恐れがあると警告した。
この日の出来事は、紛争がいかに急速に拡大しているかを示した。ヒズボラのミサイルはイスラエル最大の都市圏周辺の空域に到達し、イスラエルはレバノン全土で大量の攻撃を続け、軍事的な準備は地上戦の可能性を示唆した。死傷者と避難民が増える中、外交を求める声と戦場でのエスカレーションとの隔たりは広がり続けた。
レバノンのアブダラ・ブー・ハビブ外相は、避難民の総数が50万人近くに達する可能性があると警告し、戦争によって北部から避難したイスラエル人が安全に帰還できるようになるわけではないと主張した。その目標への道筋は交渉にあると述べた。



