エクアドル最大刑務所の所長、グアヤキル近郊で銃撃され死亡
発生日:2024年9月13日
エクアドルの刑務所当局とCBSニュースによると、同国最大の刑務所の所長、マリア・ダニエラ・イカサ氏が、グアヤキルからダウレ方面へ向かう道路で武装襲撃を受け、死亡した。ギャングによる暴力、軍の介入、刑務所職員への度重なる攻撃に揺れるエクアドルの刑務所制度をめぐり、陰惨な殺人事件が相次ぐ中での死だった。
CBSニュースによると、グアヤキルのリトラル刑務所を運営していたイカサ氏は、襲撃で負った傷が原因で、病院へ搬送される途中に死亡した。同行していた刑務所当局の職員も負傷した。当局は哀悼の意を表し、事件について単に「道路上での武装襲撃」と説明した。この限定的な表現は、確認がない段階で動機を断定したり、特定の犯罪組織を名指ししたりすることを避けている点で重要だ。
情報源は、この殺害事件をより広範な治安危機の中に位置づけている。エクアドルの刑務所は地域で最も危険な施設の一部となっており、ダニエル・ノボア大統領が国内武力紛争状態を宣言した1月以降、その多くが軍の管理下に置かれている。この措置は、組織犯罪に関連する暴力の急増と、有力犯罪組織トップの脱獄を受けて実施された。こうした状況を踏まえると、イカサ氏の死は孤立した襲撃というより、刑務所職員を標的とした攻撃が激化する中で起きた事件のように見える。
記事はまた、イカサ氏の殺害が、スクンビオスの刑務所長が車で移動中、同様の武装襲撃を受けて殺害されてから、わずか9日後に起きたと伝えている。この事件では、ほかの職員2人も負傷した。報道はさらに、その2週間前にもグアヤキルの刑務官2人が出勤途中に殺害されたと指摘している。こうした詳細は、刑務所職員が管理する施設内だけでなく、日常的な移動中にも標的にされているという憂慮すべき傾向を示している。
CBSはこの暴力を、エクアドルにおけるより広範な犯罪危機の中にも位置づけている。同国では2023年、人口10万人当たりの殺人発生率が47件に達し、2018年の6件から急増した。当局はロス・チョネロス、ロス・ロボス、ティゲロネスなど22の犯罪組織を標的にしているとしており、米国はロス・ロボスとその指導者に制裁を科している。資料はこれらの数字を用い、イカサ氏への襲撃が単独の殺人事件を超えて重要である理由を示している。それは、国家と組織犯罪の全国的な対立の中で起きた事件だからだ。
証拠は、誰が待ち伏せ攻撃を実行したのか、その後に逮捕者が出たのか、過去の殺害事件を受けて刑務所の警備体制が変更されていたのかについては示していない。しかし、深刻な見出しを裏づける内容ではある。エクアドルの刑務所長がグアヤキル近郊の道路上で銃撃され死亡し、この襲撃によって同国の矯正制度が依然としていかに無防備な状態にあるかが、改めて浮き彫りになった。



