有望な形状と、日常使用で求められる妥協
独立系のiOS開発者がAppleのiPhone Duoを6日後に返品し、折りたたみ式の設計がアプリ開発と日常的なスマートフォンの使い方の双方をどう変えるかについて、初期の使用体験を報告した。2008年からiPhoneを使ってきたこのレビュアーは、新端末を堅実で楽しく、珍しいほど新鮮だと評しながらも、DuoをiPhone 18 Pro Maxに交換した。
使用体験で最も優れていたのは、大きなマット仕上げの内側ディスプレイだった。タブレット並みの作業領域が得られる一方、折りたたんだ端末はポケットに収まるほどコンパクトだった。開発者は幅の広い外側画面も文字入力がしやすいと感じ、半分ほど折りたたんだ端末を、天気や写真、時計を表示する卓上ディスプレイとして使った。左手での操作に関する懸念は、試用中には現実の問題にならなかった。
ソフトウェア制作者にとって、この端末は固定された単一の表示領域ではなく、複数の使用形態をもたらす。開発者はPersonal Bestアプリを調整し、端末を閉じた状態、縦向きまたは横向きに開いた状態、小型ノートパソコンのように置いた状態、途中まで折りたたんだ状態に応じて、インターフェースが異なる反応をするようにした。こうしたレイアウトを実機でテストすることは、この端末で最もやりがいを感じられる点の一つだったという。
認証とアプリ設計が使いにくさの原因に
ハードウェアに対する最も明確な不満は、Face IDが搭載されていないことだった。1週間のうちにTouch IDには慣れてきたものの、端末を開いた状態ではセンサーの位置を探しにくかった。レビュアーは、小さな外側画面には制約を感じ、折りたたんだ端末はずっしりとしていて、長時間使うと手が疲れるとも述べた。
ソフトウェアの対応には大きなばらつきがあった。Appleの一部のアプリは、グリッドやサイドバー、詳細表示ペインへと構成を変え、大きな画面をうまく活用していた。一方、ほかの人気アプリでは、従来のスマートフォン用レイアウトを単に引き伸ばしただけだったり、操作部品の配置が悪かったりした。レビュアーは、真に適応したインターフェースを作るには、開発者が折り目やセーフエリア、複数の使用形態を考慮しなければならず、通常のアプリ開発チームの多くはその作業を優先しない可能性があると指摘した。
折りたたみ式という形状は、小さな画面で短い作業を済ませるか、端末を開いて両手で使うかという選択も繰り返し生じさせる。この判断が挟まることで、通知の確認や短い返信が、従来のiPhoneほど即座に行えるものではなく感じられた。大きなインターフェースが必ずしもその不便さを補うわけではなく、特に小型画面版ですでに効率よく使えるアプリではそうだった。
一つのレビューであり、市場全体への評価ではない
この報告は個人的な評価であり、信頼性や需要を幅広く検証したものではない。開発者のパートナーは同じモデルを購入して満足し続けており、その価値が個人の習慣に大きく左右されることを示している。レビュアーはまた、Face IDの搭載やソフトウェアの改善によって、将来のモデルはより魅力的になる可能性があると述べた。
しかし、報告されている価格が2,000ポンドである以上、この開発者は、時間がたてば受け入れやすくなるかもしれない妥協を許容するつもりはなかった。この返品は、Duoが初期に直面する中心的な課題を示している。ハードウェアはiPhoneを再び新鮮に感じさせることができても、その周囲のアプリのエコシステムが、端末を開いて使うだけの価値を一貫して提供しなければならない。



