ロサンゼルスのパシフィック・パリセーズで火災を起こした疑いで、29歳の男が逮捕された。この火災では12人が死亡し、6,000棟を超える住宅が焼失し、同市史上最も壊滅的な火災の一つとなった。
逮捕は2025年10月8日に発表された。捜査当局によると、ジョナサン・リンダークネヒトの端末から得られた証拠には、燃える都市を描いたChatGPT生成画像が含まれていた。司法省当局者は、この資料が他のデジタル記録や位置情報データとともに、リンダークネヒトに対する事件立証の一部を成したと述べた。
資料によると、火災は1月7日、パシフィック・パリセーズを見下ろすハイキングコース付近で発生した。この地域では3週間以上にわたって火災が続き、2万3,000エーカー以上が焼け、約1,500億ドルの損害が発生した。報道はまた、火災がトパンガとマリブの一部にも広がり、地域一帯が廃墟となったとしている。
当局によると、リンダークネヒトはフロリダ州で逮捕され、火を用いた器物損壊の罪で起訴された。殺人罪を含む追加の罪に問われる可能性がある。リンダークネヒトはフロリダ州の裁判所に出廷し、その後数週間以内にロサンゼルスで罪状認否を行う前に、オーランドで保釈審理に再び出廷する予定だった。証拠に記された時点では、認否を示していなかった。
捜査当局によると、リンダークネヒトのデジタル上の足跡は、その行動と精神状態を再構成するのに役立った。資料によると、リンダークネヒトは、たばこが原因で火災が起きた場合の責任についてChatGPTに質問しており、さらに数カ月前には燃える森を描いたディストピア的な場面の画像も生成していた。当局の見立ては、単にリンダークネヒトが現場にいたというものではなく、意図とその後の隠蔽を裏付けると捜査当局が考える資料が端末に残されていた、というものだ。
この事件は、技術そのものについての憶測に頼ることなく、AIツールを犯罪捜査と結びつけている点で、より広い意味を持つ。資料中の証拠が裏付けているのは、より限定的な主張、すなわち、AIで生成された画像が、捜査当局の事件立証に役立ったデジタル上の記録の一つだった、という当局の説明である。
パリセーズ火災はまた、緊急対応、避難、そして原野と都市の境界部にある地域の災害への強靱性を巡る疑問を改めて提起した。しかし逮捕の発表により、世間の焦点は火元と責任の所在へと再び絞られた。多くの住民にとって、被害の規模は当初の報道が収まった後も長く残り続けていた。新たな疑惑によって、この災害には今、容疑者がいることになった。
当局によると、事件は今も裁判手続きの途上にあり、訴因が追加される可能性がある。現時点で重要な事実は、29歳の男が逮捕されたこと、捜査当局が男を出火させた人物とみていること、そして端末に残されたデジタル記録が、男が火災を起こしたことを立証したと当局が主張する根拠の中核を成していることだ。



