暴力により試合中止
インデペンディエンテとウニベルシダ・デ・チレによるコパ・スダメリカーナのベスト16の試合は、ブエノスアイレスで深刻な観客同士の暴力が起き、チリのクラブのサポーター19人が入院したことを受け、2025年8月20日に中止された。BBCの報道によると、衝突は観客席とその周辺で激化し、サッカーの試合は同大会史上でも最も暴力的な夜の一つへと変わった。
資料一式によると、騒動はハーフタイムに始まり、アウェー側の区画から、ホームサポーターがいた下層席にスタングレネードを含む物が投げ込まれた。その後、後半にホームファンがアウェー側の区画に入り込み、訪問チームのサポーターを襲撃して逃走を余儀なくさせたため、試合は中止された。この経緯は、なぜ試合が成立しなくなったのか、またなぜこの事件がこれほど重大な懲戒案件となったのかを理解するうえで中心的な要素となる。
ウニベルシダ・デ・チレによると、入院したサポーター19人のうち16人は退院した。一方、頭蓋骨骨折の手術後に1人が集中治療室に残っていたものの、容体は大幅に改善した。同クラブはこの夜について、サッカー史上最も暴力的な出来事の一つとして記憶されるだろうと表現した。また、インデペンディエンテのファンが妨げられることなくアウェー側の区画に侵入したと非難し、襲撃者らがアウェーチームの更衣室に到達しようとしたほか、チームバスの窓を割ったと述べた。
インデペンディエンテはこの説明を否定し、暴力はアウェー側の区画で始まったと主張した。そこではサポーターが監視カメラ設備を攻撃して使用不能にした後、花火を発射し、スタジアムの設備を損壊したとされる。アルゼンチンの同クラブは、独自の安全手順を発動したものの、暴力を抑えるには不十分だったと述べた。また、犯罪者と表現したファンを出入り禁止にし、物的損害の賠償を求めるとしている。
この衝突は、警備、警察の対応、大会運営に関わるため、試合結果を超えた影響を及ぼす。南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、地元クラブと地元治安当局による安全の保証がなかったため、試合を打ち切ったと説明した。これに対し、ブエノスアイレス州のハビエル・アロンソ治安相は、決定が遅すぎたうえ、雰囲気が明らかに敵対的だったと述べた。こうした食い違う説明は、誰が最初に対応を誤ったのかをめぐる、より広範な論争を示している。
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は暴力を非難し、責任者を処罰するよう当局に求めた。資料一式には最終的な懲戒裁定が含まれていないため、どのような制裁が科されるかを記事で断定することはできない。言えるのは、試合の中止、サポーターの入院、両クラブ間の相互非難によって、この事件が地元の暴動から大陸全体に関わるサッカー統治上の問題へと発展したということだ。
ウニベルシダ・デ・チレにとって、当面の懸念は負傷したサポーターの健康と、現地を訪れたファンの安全である。インデペンディエンテと大会当局にとっては、誰が事態の悪化を許し、注目度の高い決勝トーナメントの試合がどのようにして大規模な暴力の現場となったのかが焦点となる。証拠からは、実際には訪れることのなかった試合終了の笛の後も、余波が長く続くことが明らかだ。



