2025年8月11日、カーボベルデのサン・ヴィセンテ島で豪雨により7人が死亡し、ほかにも行方不明者が出た一方、これとは別に大西洋上で熱帯暴風雨エリンが発生した。この二つの事象は同じ日に起きたが、提示された証拠からは、島で死者を出した降雨をエリンが引き起こしたとは確認できない。

カーボベルデの内政相パウロ・ロシャは、月曜日の未明に激しい雨が降った後、サン・ヴィセンテ島の死者数が7人に増えたと発表した。政府は同島に災害事態を宣言した。地元メディアDTudo1Poucoによると、当局は行方不明者が出ているほか、車両が流され、住宅が被害を受けたと報告した。

行方が分からない人々の捜索救助活動が始まった。自治体の市民保護当局者ジョゼ・カルロス・ダ・ルスは、特にカルハウ周辺や、市街地と周辺地域を結ぶ道路を通行可能にするため、重機やトラックを投入していると述べた。この報告では、行方不明者の確定人数や物的損失の全容は示されなかった。

熱帯大西洋の別の海域では、エリンが外洋を西へ進んでいた。CNNは、予報官らが、新たに命名されたこの暴風雨は勢力を強め、その週の後半にも2025年の大西洋シーズンで最初のハリケーンとなる可能性があると予想していると報じた。ウェザー・チャンネルも同様に、エリンが発達に適した、より暖かい海域に達し、週末までにハリケーンになると予報されていると伝えた。これらの予報は当時予想されていた発達について述べたもので、8月11日時点でハリケーンになったことが確認されたという意味ではない。いずれの暴風雨報道にもサン・ヴィセンテ島への影響は記録されておらず、どちらもその後数日間にエリンの発達を支えると見込まれる条件に焦点を当てていた。

したがって、入手可能な情報源が裏付けているのは、この日の気象ニュースにおける二つの異なる事象である。一つはサン・ヴィセンテ島で発生した差し迫った人道上の緊急事態で、地元当局が死者数を確認し、行方不明の住民を捜索し、封鎖された道路の再開に取り組んでいた。もう一つは、外洋上で監視されていた発達中の熱帯低気圧だった。提示された3件の報道のいずれも、エリンの循環とカーボベルデの洪水を直接結び付けてはいない。

同じ海盆で同じ日に発生した暴風雨でも、地理的に離れている場合があるため、この区別は重要である。地元報道はサン・ヴィセンテ島の被害を豪雨によるものとしている一方、暴風雨に関する報道はエリンの西進経路と予想される発達に焦点を当てている。

8月11日の事象発生日現在、サン・ヴィセンテ島で確認された死者数は7人だった。災害事態宣言の下、緊急対応要員は捜索と復旧作業を続け、予報官らはエリンに発達の兆候がないか監視していた。行方不明の住民のその後や、エリンの勢力の変化は、本報告に提示された証拠の範囲外である。