ケニア当局によると、2025年8月7日、航空救急機がナイロビ郊外の住宅地に墜落し、搭乗していた4人全員と地上にいた2人が死亡した。地上にいたほかの2人も重傷を負った。

機体はアムレフ・フライング・ドクターズが所有し、同医療航空事業者が使用する中型ビジネスジェット、セスナ・サイテーションXLSと特定された。アルジャジーラの報道によると、現地時間午後2時17分にナイロビのウィルソン空港を離陸してソマリランドへ向かい、午後3時過ぎにキアンブ郡ルイルのムウィホコ地区に墜落した。

キアンブ郡のヘンリー・ワフラ郡行政長官は、パイロットを含む搭乗者4人が死亡したと述べた。飛行機は住宅に衝突し、そこにいた2人が死亡、ほかの2人が負傷した。これにより死者は少なくとも計6人となった。現場の画像には、緊急対応要員が作業し、近くに群衆が集まる中、機体の残骸が地域一帯に散乱している様子が写っていた。

ケニア赤十字社は救助隊をムウィホコへ派遣した。目撃証言では、機体が衝突前に炎上していたことや、その通過時の衝撃で近くの建物が揺れたことが語られたが、そうした目撃情報だけではジェット機が墜落した理由は立証できない。事件発生日について入手できた情報の中で、アムレフは考えられる原因を発表していなかった。

アムレフ・フライング・ドクターズの最高経営責任者スティーブン・ギタウは、同組織の航空機1機が死亡事故に巻き込まれたことを確認した。同事業者は、事実関係の確認を進める航空当局や緊急対応チームに協力していると述べた。当初の公式声明では搭乗者に焦点を当て、確認後にさらなる詳細を発表すると約束した。

AP通信も、このジェット機がナイロビを離陸し、ソマリランドへ向かっていたと報じた。その報道にある、機内で4人、住宅で2人が死亡したとの内訳は、郡行政長官の説明と一致した。両報道の一致は当初の死者数を裏付ける一方、事故の技術的原因は未解明のままだ。どちらの報道も患者が搭乗していたかどうかを伝えていないため、犠牲者については機内または地上にいたという位置のみで説明されている。

アムレフの航空事業の起源は、1957年に設立されたフライング・ドクターズ・オブ・イースト・アフリカにさかのぼる。この沿革は機体の医療上の役割を理解する背景にはなるが、墜落の説明にはならない。

8月7日時点で、調査当局は飛行データ、機械的な調査結果、正式な不具合発生の経緯をまだ公表していなかった。確認されている事実は、航空救急ジェット機が離陸から1時間足らずで人口の多い地区に墜落し、機内と衝突した住宅で計6人が死亡、ほかの2人が重傷を負い、緊急対応機関と航空当局による連携対応が始まったというものだった。