8月5日、リトアニアでは、ギンタウタス・パルツカス首相とその内閣の辞任を受け、リマンタス・シャジュス財務相が短期の首相に任命され、暫定政権へと移行した。
シャジュス氏は直ちに職務を引き継ぎ、議会が新内閣を選出するまでの期間に限って務める見通しだ。報道によると、セイマスで最大会派を占める社会民主党が恒久的な後任を指名する可能性が高く、早ければ水曜日にも候補が決まる可能性がある。その後、ギタナス・ナウセーダ大統領が議会の承認を得るため、候補者を正式に指名する。
暫定体制は単なる技術的な応急措置ではない。これは、政府が崩壊した際にリトアニアの憲法上の手続きがどう機能するかを示している。退任する内閣は代行の形で職務を続ける一方、大統領と議会は厳密に定められた日程に沿って後任を探す。新首相は承認後15日以内に組閣し、政府の施政方針を提出しなければならない。
シャジュス氏はリトアニア政界でよく知られた人物だ。パルツカス政権を含め3度にわたって財務相を務め、リトアニアがユーロ圏に加わった時期にも役割を果たした。報道では、恒久的な首相の有力候補には入っていないとされており、今回の任命は長期的な指導者選びを示すものではなく、継続性の維持を意図したものとみられる。
パルツカス氏は、金融犯罪の疑惑をめぐる捜査を受けて辞任した。同政権の在任期間はわずか8カ月で、近年のリトアニア内閣の中でも比較的早い崩壊となった。その直接的な結果として、社会民主党が次の一手を協議する間、政府は暫定的な立場で職務を続けている。
報道は、連立の組み替えがあり得ることも指摘している。与党連合は昨年、「ネムナスの夜明け」党および民主同盟「リトアニアのために」とともに結成されたが、民主同盟は次の枠組みから「ネムナスの夜明け」党を除外する可能性のある変更を検討しているという。これは重要だ。次期首相は空席となったポストを引き継ぐだけでなく、議会の支持も再構築しなければならないからだ。
現在、リトアニアの指導部は移行期にあるが、機能不全に陥っているわけではない。社会民主党が候補者を決めた後、ナウセーダ氏は15日以内に候補を指名しなければならず、新首相には内閣と政策綱領を提示するまでの短い期限が設けられる。シャジュス氏の短い在任期間は、一つの政権の崩壊と次の政権による組閣の試みをつなぐ橋渡しとなる。
この暫定期間により、リトアニアには継続性と変化の両方を管理するための限られた時間が与えられた。憲法は、大統領が辞任を受理し、政府を代行の形で機能させ続けたうえで、15日以内に新たな候補者の指名へ進むことを定めている。この正式な進行手順は空白が生じる可能性を抑えるため重要だが、政党間の交渉に残された時間も少ない。
社会民主党の役割が決定的となる。議会の最大勢力として、同党は候補者を決めると同時に、現在の連立をそのまま維持するかどうかも判断しなければならない。だからこそ、現在取り沙汰されている名前は、個々の候補者そのものよりも、党内の力関係について何を明らかにするかという点で重要になる。シャジュス氏は一時的な橋渡し役かもしれないが、本当の争点は、パルツカス氏の辞任前からすでに見直しが進んでいた連立を誰がまとめられるかにある。



