カラチで集合住宅が倒壊し、少なくとも16人が死亡した。建物が崩れ落ちた翌日の2025年7月5日も、救助隊はがれきの捜索を続けた。負傷者数人が病院で治療を受ける一方、救急当局者はさらに多くの住民が閉じ込められているとみていた。
建物は7月4日午前10時すぎ、パキスタン最大の都市にある人口密集地域リヤリで倒壊した。夜通しの作業でさらに10人の遺体が収容され、政府運営のシビル病院が発表した死者数は16人となった。捜索活動は中断することなく2日目も続いた。
救急要員はがれきを撤去するため重機を使用したが、建物が狭い通りに面していたため、大型機材の進入が制限された。AP通信が引用した現地メディアと当局者によると、少なくとも8人が依然として残骸の下にいるとみられていた。テレビ映像には、救助隊が作業する現場近くで、親族が泣きながら祈る様子が映っていた。
AFP通信を基にフランス24が伝えた先の集計では、土曜日朝の時点で女性7人を含む死者は14人、負傷者は13人とされていた。その後のAP通信の記事は、確認された死者数を16人に引き上げた。この違いは、進行中の収容活動を報じた時点の差を反映したものであり、直接的な矛盾ではない。
警察幹部は、5階建ての建物に最大100人が暮らしていたと述べた。倒壊時に不在だった住民の一人によると、約20世帯が入居していたという。妻は亀裂が入っていると電話で伝え、近隣住民に警告した後、娘とともに建物を出た。男性によると、建物はその約20分後に倒壊した。この目撃証言は、住民が倒壊直前に警告となる兆候を目にしていたことを示すが、根本的な原因を特定するものではない。
提供された証拠には、この建物が倒壊した理由についての正式な工学的結論は示されていない。AP通信は、建築規制の執行が不十分な場合があり、安全性に欠ける資材が使われ、安全要件が無視されることもあるパキスタンで、建物倒壊が繰り返されているという、より広範な傾向を指摘した。こうした国内事情は関連する背景ではあるが、この物件についての証拠ではない。
カラチでは過去にも死者を伴う建物倒壊が起きていた。2020年6月に市内で集合住宅が倒壊し、22人が死亡した。
リヤリに集まった家族にとって、目下の焦点は捜索にあり続けた。2日目までに、公式の死者数が増え、作業員が困難な進入条件に対処し、がれきの下にいるとみられる人々への望みが保たれるなか、活動は救助と遺体収容の間を行き来するようになっていた。最終的な犠牲者数や、その後の責任に関する認定には、その段階で入手可能だった報道を超える証拠が必要となる。



