中国の貴州省は大規模な洪水によって深刻な被害を受けており、国営メディアは、火曜日から榕江県を異例の大洪水が襲ったと報じている。地元の洪水対策本部の報告によると、同県では少なくとも6人が死亡した。一方、国営通信社などの報道によれば、河南省や湖北省を含む各省の死者数は合計で少なくとも9人に達している[5806、5807]。
榕江県では洪水が激しさを増したため、最高レベルの緊急対応を発動する必要が生じた。増水した水が集合住宅、ショッピングモール、市街地の道路を浸水させるなか、当局は約8万900人を一時避難所へ避難させることに成功した[5807]。洪水の規模は、地元のサッカー場が水深3メートルまで水没したと報じられるほどで、一部住民は救助されるまで自宅の上階への避難を余儀なくされた[5807]。
同地域ではインフラへの被害が甚大で、広範囲にわたる通信途絶や交通障害が発生し、初期の復旧作業を妨げた。その後、榕江の被災地域では水位が警戒基準を下回るまで低下したが、現在は再建を進めるため、商業施設や公共建築物からがれきや厚い泥を撤去することに重点が移っている[5807]。
貴州省以外でも、中国は引き続き広範な異常気象に直面している。気象当局は内モンゴル自治区に鉄砲水警報を発令し、木曜日には熱帯低気圧が島しょ部の海南省に上陸した。この暴風雨システムは広東省へ向かうと予想されており、中国南部の洪水防御体制にさらなる圧力をかけている[5806、5807]。
観測筋は、中国では季節性の洪水が発生するものの、近年の急速な都市開発によって最近の事象の深刻さが増していると指摘する。国営メディアの報道は洪水の劇的な様相を強調しているが、公式情報は依然として厳しく統制されている。現在の状況に先立ち、過去数年に多数の死者を出した壊滅的な洪水を受け、政府の対応速度や都市設計が世論の厳しい目にさらされてきた経緯がある[5806]。
同地域が災害後の対応に追われるなか、緊急対応チームは、取り残された人々の調査と継続中の復旧作業に引き続き従事している。激しい夏の降雨と接近する暴風雨システムが重なり、中部および南部各省の災害管理当局にとって、依然として継続的な課題となっている[5806、5807]。



