発生日:2025年6月13日。 ケニア警察のジェームズ・ムクワナ巡査が、ナイロビの警察留置場で死亡したブロガー、アルバート・オジュワン氏の事件に関連して拘束された。独立調査機関は、暴行があったとの疑惑や証拠を隠蔽しようとした行為について調べている。

オジュワン氏(31)は、エリウド・ラガト警察副長官を批判したとされるソーシャルメディアへの投稿を巡り、ケニア西部ホマベイで逮捕された。その後ナイロビへ移送され、週末に死亡が確認された。警察は当初、同氏が留置場の壁に頭を打ち付けて負傷したと説明したが、司法解剖によってこの説明に疑義が呈された。

病理医らは、鈍的外傷や頸部圧迫、その他の軟部組織損傷を含む証拠を確認した。解剖に参加した独立病理医は自殺との説明を否定し、独立警察監督局も、オジュワン氏が自ら致命傷を負わせたとの説明を退けた。ダグラス・カンジャ警察長官はその後、警察の先の声明を撤回し、下級警察官から提供された、同氏が「誤情報」と呼ぶ内容について謝罪した。

ムクワナ巡査は金曜日に出廷し、保釈審理まで引き続き拘束されることになった。BBCが引用した裁判資料によると、予備捜査を担当する捜査官らは、ムクワナ巡査と、なお行方を追っている他の容疑者が、監視カメラ映像への妨害疑惑を含め、オジュワン氏殺害の計画と実行に関与した可能性が高いとみていた。これらは依然として疑惑であり、その段階でムクワナ巡査は疑惑に回答していなかった。弁護士は、召喚を受けて自ら出頭したことを根拠に保釈を求めた。

捜査当局はこのほか、ナイロビ中央警察署の署長サムソン・タラムと、同署の監視システムを停止させた疑いのある技術者も拘束した。少なくとも23人が事情聴取を受け、独立調査が続く中、警察官5人が現場勤務から外された。

この事件を受け、ナイロビでは市民によるデモが起きた。数百人の抗議者がラガト氏の辞任を求め、混乱の中で警察は催涙ガスを発射した。ウィリアム・ルト大統領は、オジュワン氏は警察の手によって死亡したと述べ、迅速な対応を約束するとともに、ならず者警察官から国民を守ると誓った。米国と欧州連合(EU)は、透明性のある独立した捜査を求めた。

オジュワン氏の死により、ケニアで長年指摘されてきた警察による残虐行為、強制失踪、超法規的殺害への厳しい視線が改めて強まった。ルト氏は2022年の就任後、こうした人権侵害を終わらせると約束していたが、人権団体は深刻な違反を引き続き報告していた。ケニア人権委員会は2024年に、超法規的殺害と強制失踪の疑いを約160件記録した。一方、監督当局は、それまでの4カ月間に20人が警察の拘束下で死亡したとしている。

一連の逮捕は捜査の初期段階の一歩であり、刑事責任が確定したわけではない。捜査当局は今後も、誰がオジュワン氏に負傷を負わせたのか、また証拠が意図的に隠蔽されたのかを明らかにしなければならない。