# 刑務官を山刀で襲撃、ナビレ刑務所から受刑者19人が脱走とインドネシア当局

発生日:2025-06-03

NeoTechNews編集部

テンポが引用したインドネシア当局者によると、2025年6月3日、中央パプア州のナビレ刑務所で、受刑者19人が面会時間中に長い山刀で刑務官を襲撃した後、脱走した。

報道によると、脱走者のうち11人は、インドネシア政府が武装分離主義組織に分類している西パプア民族解放軍のメンバーだと当局により特定された。残る8人については、同組織との関係があるとは当局の一覧に記載されていなかった。

テンポによると、脱走はアルディヌス・コゴヤという受刑者が、背中に隠していたとみられる長い山刀で突然職員を襲ったことから始まった。当局者は、その刃物は刑務所内から持ち出された可能性が高く、通常は薪を切るために使われていたと述べた。襲撃は、面会者がいた現地時間午前11時ごろに起きた。

この襲撃で刑務所職員3人が負傷した。テンポによると、看守長のラフマンは左手の人さし指に重傷を負い、警備担当職員のヤン・ナウィパは左手を切られ、別の看守ジョスアは右手の指を負傷した。同日遅く、矯正総局長のマシュディは、職員2人が手術を必要とし、もう1人は外来で療養中だと述べた。

襲撃後、受刑者らは刑務所の裏手から政府職員用住宅団地と近隣の丘陵地帯の方向へ逃走した。当局によると、その後、捨てられた囚人服が発見され、脱走者らはパサール・オイェヘ、シリウィニ、ジャラン・マルタディナタを含むナビレ各地で目撃された。

カルテンツ平和タスクフォースのファイザル・ラフマダニ准将は、逃走者を追跡するため合同チームを派遣したと述べた。同准将によると、地域警察や他機関の支援を受けて集中的な捜索が続いており、脱走した受刑者全員が手続きに従って処置されると警告した。

この事件を受け、パプアの刑務所警備をめぐる懸念が直ちに広がった。テンポによると、議員らは、この脱走事件が、装備の強化、より厳格な監督、危険度の高い受刑者の一層明確な分離の必要性を示したとして、警備体制の全面的な見直しを求めた。同記事はまた、監視技術の利用や、房、扉、外周防御設備の物理的な状態を含め、刑務所環境をより広範に監査するよう求める圧力にも言及した。

こうした懸念は、刑務所の運営状況によって一層深まった。テンポによると、ナビレ刑務所の公称収容定員は150人だが、218人を収容しており、各警備シフトの職員はわずか5人だった。この状況において、脱獄は単なる法執行上の問題ではなく、分離主義者による暴力がすでに特有のリスクとなっている地域での人員不足と過密収容に対する警告にもなった。

矯正当局と警察の幹部が現場を訪れた時点までに、刑務所内の状況は安定していたと当局は述べた。しかし6月3日の脱走により、施設内で刃物を使って職員を襲撃できたのはなぜか、また、日中に20人近い受刑者がどうやって脱走できたのかという喫緊の疑問が残された。捜索がなお続くなか、この事件は中央パプア州の刑務所で報告された近年で最も深刻な警備上の失態の一つとなった。