発生日:2025年5月22日。 6人を乗せた小型ジェット機が夜明け前、送電線に接触した後、サンディエゴのマーフィー・キャニオン地区にある住宅に墜落し、搭乗者全員が死亡したとみられている。地上にいた8人が煙を吸い込むなどして病院に搬送されたが、警察によると、いずれも命に別条はなかった。

国家運輸安全委員会(NTSB)によると、セスナ550サイテーションは午前4時少し前、モンゴメリー・フィールドから南東へ約2マイル離れたサーモン・ストリートに墜落した。この地域は濃霧に覆われていた。衝突した住宅は全壊し、車両が炎上したほか、機体の残骸が地区の広範囲に散乱した。地上で死亡した人はいなかった。

連邦航空局(FAA)は、6人が搭乗していたことを確認した。当局は依然として遺体を収容中で、公式な死者総数や全員の身元を直ちには公表していなかったが、機内に生存者がいるとはみていなかった。サウンド・タレント・グループは、共同創業者のデイブ・シャピロと同社従業員2人が死亡したと発表した。メタルコアバンド「ザ・デヴィル・ウェアーズ・プラダ」の元ドラマー、ダニエル・ウィリアムズは、シャピロとともに同機に搭乗するところだと投稿しており、バンドは後に追悼文を公表した。

NTSBによると、同機は前日午後11時15分ごろにニュージャージー州テターボロを出発し、カンザス州ウィチタで給油のために立ち寄った後、サンディエゴへ向かっていた。調査員は、送電線の近くで機体の一部を、損壊した住宅の裏手の道路で翼の一部を発見した。墜落原因は特定されていなかった。

衝突後、火災は急速に広がった。ジェット燃料が通りに沿って流れ、およそ6台の車両が燃えた。当局者によると、約10軒の住宅が損傷し、米海軍所有の住宅が集まる大規模な地区マーフィー・キャニオンから少なくとも100人の住民が避難した。燃料の臭いは数時間にわたって残り、当局は住民がいつ安全に戻れるかを直ちには明らかにできなかった。

衝突された住宅にいた人々は、火災で正面がふさがれたため、子どもや犬とともに裏手から脱出した。近隣住民が、フェンスを越えるのを助けた。ほかの家族も、燃える車や残骸、爆発の中を避難した。負傷した8人のうち1人は、窓から外へ出る際にけがをした。

緊急対応要員は、燃える燃料によって接近が難しくなった人口密集住宅地で活動した。初動対応では、消火、避難、燃料で汚染された現場全域での慎重な犠牲者収容が同時に進められた。FAAとNTSBは調査を開始し、機体の送電線への接触、最終進入、霧が記録された状況に含まれている。これらの事実により、衝突直前の経過は明らかになったが、なぜジェット機が同地区へ降下したのかは判明していない。