発生日:2025年5月20日

フランス南部ヴァール県で、激しい嵐と豪雨によって急激な洪水が発生し、少なくとも3人が死亡した。道路は水であふれ、交通路が損傷し、数百戸が停電する中、緊急対応要員がフランス・リビエラ付近の各地域で対応に当たった。

犠牲者のうち2人は、サントロペから東へ約30キロに位置する海辺のリゾート地ル・ラヴァンドゥーに住む高齢の夫婦だった。トゥーロンの検察当局によると、2人は自宅を離れようとしたが、異例の速さで上昇した水に巻き込まれた。カヴァリエール地区が広範な被害の状況を調べる中、当局は2人の死亡について捜査を開始した。

さらに北のヴィドーバンでは、車が冠水した道路に進入して側溝に転落し、3人目が死亡した。クロード・ピアネッティ市長によると、通行人が車内の2人を救助しようとしたが、助けられたのは運転手だけだった。この出来事を受け、水深や流れを判断しにくい冠水道路には進入しないよう求める当局の警告が、改めて強調された。

ル・ラヴァンドゥー当局によると、市中心部ではわずか1時間に256ミリの雨が降った。ジル・ベルナルディ市長は、道路が引き裂かれ、橋が壊れたと説明し、市当局は災害の規模に地域社会が衝撃を受けていると述べた。主要道路が依然として冠水していたため立ち入りが制限され、町では電気と水道の双方で供給停止が続いた。

被害は地域の道路以外にも及んだ。鉄道インフラが影響を受け、少なくとも2本の地域列車が夜間に運行を途中で打ち切った。フランス南西部を嵐とひょうが襲った後、混乱はボルドー―トゥールーズ線にも波及し、一部の列車は数日間にわたって運休が続く見込みとなった。緊急事態の最中、ヴァール県では600戸以上が停電した。

当局には県内から500件を超える救助要請が寄せられた。カンヌなど近隣都市からの応援を含む数百人の緊急対応要員が派遣された。火曜日の朝、ヴァール県には雷雨と洪水に関する追加の警報が発令されたが、当局は後に警戒レベルを最低段階まで引き下げた。

入手可能な報告で確認された死者数は3人だった。それより多い死者数や行方不明者がいるとの報告を裏付ける内容はなかったため、そうした主張は本稿には含まれていない。それでも、確認された状況は、深刻な局地災害であったことを示している。異常な量の雨が短時間に降り、水位は一部の住民が避難できる速さを上回って上昇し、主要道路、ライフライン、鉄道が損なわれた。復旧作業では、アクセスの回復、損傷したインフラの点検、避難した住民がいつ安全に戻れるかの判断が当面の課題となった。緊急対応チームは、基本的なサービスをなお利用できない地域を支援しながら、さらなる嵐も監視しなければならなかった。