出来事の日付:2025年5月18日
ケニアの政治家マーサ・カルアは、東アフリカにおける政治的権利の新たな試金石となっている野党指導者トゥンドゥ・リスの裁判を傍聴するためダルエスサラームを訪れた後、タンザニアから追放されたと述べた。フランス24は、カルアと同行者らがジュリウス・ニエレレ国際空港への到着時に足止めされ、同日中に出国便に乗せられたと報じた。
ケニアの元法相で大統領候補でもあったカルアは、法的代理人を務めるリスへの連帯を示すためタンザニアを訪れたと述べた。リスは、死刑を科される可能性のある反逆罪に問われている。リスが所属するチャデマ党は、選挙行動規範への署名を拒み、改革を要求した後、すでに10月の選挙への参加資格を剥奪されている。カルアは、当局による一行への対応は、リスに公正な裁判を受けさせるつもりがないことを示唆していると述べた。
カルアや人権擁護活動家によると、今回の国外退去処分は、地域全体で政治的空間が狭まっている、より広範な傾向にも合致する。カルアはAFPに対し、ケニア、タンザニア、ウガンダはいずれも「民主主義の原則の完全な浸食」を経験しており、各国政府は反対派だけでなく自国民にとっても危険な存在になりつつあると述べた。タンザニアでは、与党が主要な対抗勢力を投獄したり排除したりすることで、投票前に競争相手を一掃しようとしていると主張した。
報道はまた、カルアがケニアの2027年大統領選に向けても態勢を整えており、単一争点の活動家ではなく、地域で著名な野党政治家であることを指摘している。カルアの人民解放党は国外退去処分を非難し、尊厳と自由への侮辱であり、東アフリカ共同体の原則に違反すると表明した。この反応が重要なのは、この争いがもはや一度の法的な訪問だけを巡るものではなく、地域内で国境を越える野党関係者がどのように扱われるかを公に示すものになったためだ。
カルアは、ほかにも注目度の高い法的・政治的紛争に関わってきた。フランス24によると、カルアは、昨年ケニアで拉致され、反逆罪の裁判を受けるためウガンダに連れ戻されたウガンダの野党指導者キザ・ベシジェの代理人も務めている。この幅広い活動は、カルアがダルエスサラームにいたことがなぜ重要だったのかを説明している。カルアは単に隣国を訪問したケニアの政治家ではなく、抑圧へと傾いていると自身が指摘する各国政府に異議を唱える、地域的な野党側の弁護士なのだ。
AFPの抜粋では、タンザニア当局は、国外退去処分という措置そのもの以外に、その理由について詳細な公式説明をしていない。明らかなのは、この出来事が、論争を呼ぶ裁判、迫る選挙、そして東アフリカ各地の野党関係者が主張する広範な弾圧を背景に起きたことだ。リスは今もタンザニア野党の中心人物であり、カルアは同地域の与党に対する、国境を越えた最も著名な批判者の一人となっている。
現時点で直接的な結果は単純だ。カルアは国外退去処分を受けたと述べ、所属政党はその措置が違法だと主張しており、カルアが傍聴するために渡航した裁判は、厳しい政治的監視の下で続くことになる。



