2025年4月22日

国際刑事警察機構(インターポール)によると、コートジボワールでの警察の一斉捜索により、カナダでの仕事を約束されて誘い出された後、労働とオンライン詐欺への加担を強要されていた西アフリカ出身者33人が、人身取引組織から救出された。コートジボワールとガーナの支援を受けて実施されたこの作戦により、人身取引、強制、求人詐欺を組み合わせた手口が明らかになった。

AP通信が報じた同機構の声明によると、被害者らは人材紹介業者を装う者に最高9,000ドルを支払った後、カナダではなくアビジャンへ連れて行かれた。到着後は、身体的、心理的な強制のもとで拘束された。人身取引業者は、被害者がすでに海外で約束された生活を送っているという虚構を維持できるよう、家族との連絡も制限していた。

この事件が不穏なのは、被害者の人数だけでなく、詐欺が拡大するよう設計されていた点にもある。人身取引業者は、救出された人々の一部に、高級レストランやホテルで写真を撮り、あたかもカナダにいるかのようにオンラインへ投稿して、ほかの人々を勧誘する手助けを強要したとされる。この点は、現代の人身取引が搾取とソーシャルメディア詐欺を融合させ、被害者を新たな標的を信用させるための道具に変え得ることを示している。

救出された一団には、ベナン、ブルキナファソ、トーゴ、ガーナの出身者が含まれていた。救出は、2月にこの組織と関連する2カ所を対象に実施された一斉捜索を受けたものだった。AP通信によると、最初の突破口は、被害者2人の父親がガーナ当局に連絡したことで開かれ、それがより広範な捜査のきっかけとなった。この経緯は、こうした事件が単純な警察への密告ではなく、家族からの通報によって明るみに出ることが多い点を浮き彫りにしている。

コートジボワール警察のユスフ・クヤテ長官は、自国の警察、ガーナ警察、インターポールの連携を称賛し、名乗り出た被害者らの勇気を特にたたえた。募集、移送、搾取、そして仕組みを存続させるためのオンライン詐欺という、犯罪のあらゆる段階が国境を越えていたため、この連携は重要だった。

被害者らはその後、評価を受けるため非政府組織に引き渡された。情報源となった資料には、拘束期間や容疑者に対して今後どのような法的措置が取られるかは記されておらず、これらの詳細は報道の範囲外のままだ。明らかなのは、この仕組みが一度限りの詐欺ではなく、より広い地域的傾向の一部だったということだ。AP通信は、同様の詐欺が西アフリカでますます一般化しており、警察が過去にも大規模な一斉捜索を実施し、2024年には300人以上を逮捕した例もあったと伝えた。

この事件は、西アフリカの人身取引が「機会」をうたう言葉にますます依存していることを改めて示している。ここでは、カナダでの仕事という約束が、信頼を得て人々を国境の向こうへ移動させ、その後、同じうそに強制的に加担させるために利用された。