国際海事局によると、2025年第1四半期に船舶を狙った海賊行為と武装強盗が急増し、シンガポールとインドネシアの間の海域が最も憂慮すべき多発地点として浮上した。
発表日は2025-04-15で、新たな数字は主要航路沿いに海上の治安悪化がいかに急速に集中し得るかを示している。同局は1月から3月までに世界で45件の事件を記録した。2024年同期の33件、2023年第1四半期の27件から増加した。前年同期比で約35%の増加であり、地域的緊張と根強い犯罪活動によって海運ルートが圧迫され続けていた時期に起きたことから、この急増は注目を集めた。
IMBによると、大半の事件で船舶への乗り込みが発生した。攻撃または攻撃未遂45件のうち、37隻で乗り込みがあり、4隻が乗っ取られ、4件が未遂だった。同団体は、乗組員への危険も依然として高いと述べた。第1四半期には乗組員37人が人質に取られ、13人が誘拐され、2人が脅迫され、1人が負傷した。
攻撃が最も集中したのはシンガポール海峡で、IMBは攻撃または攻撃未遂を27件記録した。前年同期は7件だった。同海峡は世界で最も交通量の多い海運回廊の一つであるため、短時間の混乱でも、乗組員の安全、保険費用、インド洋と太平洋を結ぶルートの交通に不釣り合いに大きな影響を及ぼす。
同局によると、シンガポール海峡で標的となった船舶の92%で、犯人による乗り込みが成功した。その中には載貨重量トン数10万トン超のばら積み貨物船とタンカー9隻が含まれていた。また、同海峡だけで14件の事件に銃が関与したと報告した。この数字は、2024年に世界で記録された銃器関連の海賊事件26件の半数を超えると同局は述べた。
報告書は増加の原因を示していない。この点が注目されるのは、海上治安の傾向には、地元の法執行上の空白、犯罪の機会、継続的な警備が難しい狭い航路を大型商船が通過することなど、複数の要因が絡む場合が多いからだ。
IMBのマイケル・ハウレット局長は、地域での急増は憂慮すべきものだとし、その海域を航行する船員を保護する緊急の必要性を浮き彫りにしていると述べた。同局は、乗組員と重要航路を守るための措置を求めた。
IMBは国際商業会議所の一部で、海賊行為と武装強盗に関する世界的な通報窓口として機能している。最新の数字は、海を開かれた状態に保つための長年の取り組みにもかかわらず、犯罪集団に有利な条件がそろえば、海運への脅威がなお急速に高まり得ることを示唆している。
この数字はまた、問題が世界の海運地図上に均等に分布しているわけではないことも示唆する。一つの狭い回廊に集中した急増は、事件が散発的に相次ぐ場合よりもはるかに速く、海運会社、保険会社、港湾運営者の警備態勢を変え得る。だからこそ、シンガポール海峡の数字は、乗り込みや攻撃未遂に関する個々の報告をはるかに超える重要性を持つ。



