# トルコ、イマモール氏支持デモ激化で1,100人超を拘束
出来事の日付:2025年3月24日
NeoTechNews編集部
トルコ当局は、イスタンブール市長エクレム・イマモール氏の逮捕後、5日間の抗議活動で1,100人超を拘束した。一つの刑事事件に対する抗議は、同国で10年以上ぶりとなる最大規模の反政府デモへと発展した。
ガーディアン紙は、拘束者にはジャーナリストも含まれ、汚職容疑でのイマモール氏逮捕に続いて実施されたと報じた。同氏は、野党・共和人民党(CHP)の大統領候補に指名されたのと同じ日に、イスタンブール郊外の厳重警備の刑務所へ送られた。トルコ当局が容疑は政治的なものではないと主張したにもかかわらず、この一連の経緯は訴追の政治的意味合いを一層強めた。
ガーディアン紙によると、アリ・イェルリカヤ内相は、5日間で1,133人が拘束されたと述べた。多くは、イスタンブール全域に出された抗議活動禁止令に違反したとして告発された。同紙によると、当局はデモを抑えるため、週末には市内への立ち入りも制限した。これは、国家の対応が逮捕だけでなく、抗議活動の広がりを物理的に制限することにも重点を置いていたことを示している。
レジェップ・タイップ・エルドアン大統領は、この騒乱を政治問題ではなく治安問題として位置付けた。ガーディアン紙によると、同大統領はアンカラでの閣議後に演説し、抗議活動を暴力運動と表現したうえで、警察官の負傷や器物損壊についてCHPに責任を負わせると述べた。また、野党が国民を扇動しているとも非難した。
しかし、参加者の規模は、怒りが政党活動家の範囲を超えて広がっていることを示唆した。数万人が街頭に繰り出し、イスタンブール市庁舎の外や、ほかの主要な町や都市に群衆が集まった。ガーディアン紙は、警察がデモ参加者に対して催涙スプレー、催涙ガス、装甲放水車を使用したと伝えた。イスタンブールのベシクタシュ地区でも学生らが路上を埋め尽くしたが、その後、機動隊に包囲された。
弾圧は抗議者だけでなく報道機関にも及んだ。ガーディアン紙によると、市庁舎外のデモを取材していたジャーナリスト1人が拘束され、ほかの9人も夜明けの一斉捜索で連行された。メディア・法研究協会代表のエヴィン・バリシュ・アルトゥンタシュは、夜間に拘束された人々の多くが写真家だったと述べ、デモの画像を減らす試みだと解釈した。トルコのメディア規制当局RTUKも、抗議活動の生中継をめぐり放送免許を停止すると警告したことで批判を受けた。
オンライン上の言論も、対立の新たな戦線となった。ガーディアン紙によると、トルコ当局はX上の数百のアカウントの遮断を求め、同プラットフォームのグローバル政府関係チームは、トルコ国内の報道機関、ジャーナリスト、政治家、学生らが所有する700超のアカウントを対象とした裁判所命令に異議を唱えた。アルトゥンタシュによると、ジャーナリスト、フェミニスト団体、学生団体のものを含む少なくとも110のアカウントが実際に遮断された。
政治的衝撃は金融市場にも波及した。ガーディアン紙によると、エコノミストらは、イマモール氏の拘束とその後の抗議の波を受け、トルコ中央銀行が3日間で最大250億ドルをリラ支援に投じたと推計した。トルコ資本市場委員会も最近の動向を理由に空売りを1カ月間禁止しており、当局が街頭での政治危機を抑え込むと同時に、市場の安定化を図っていたことを示している。
したがって、この出来事の日付は単なる警察活動以上の節目となった。イマモール氏の逮捕が、抗議する権利、報道の自由、オンライン検閲、経済への信頼をめぐる対立へ、いかに急速に拡大したかを示した。トルコ政府は騒乱を無秩序と位置付けた。ガーディアン紙が引用した証拠は、別の現実も示していた。すなわち、トルコでここ数年最大となる反政府動員を封じ込めるため、国家が大量拘束、実力行使、情報統制を用いているという現実だ。



