出来事の日付:2025-02-18。
ウェールズ政府は2025年2月18日、実行可能な限り早期にウェールズでグレーハウンド競走を禁止すると発表し、英国の構成国として初めて同競技の禁止に動いた。ヒュー・イランカ=デイビス副首相は、この問題に対する強い思いがあり、閣僚らは人々の声に耳を傾けたと述べた。
今回の発表に至るまでには、動物福祉団体による長年の働きかけ、政府の意見公募、そして3万5,000人の署名を集めた請願があった。ウェールズにはグレーハウンド競走場がイストラド・マナハのバレー・スタジアム1カ所しかなく、競技がより広く普及している国々に比べ、政策論争の焦点を定めやすかった。政府は今後、詳細を詰めるための実施グループを設置する方針だ。
動物福祉上の問題が、この決定の中心にある。ドッグズ・トラスト、RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)などの慈善団体は、楕円形のトラックを高速で走る競走には重傷の危険があり、犬が安楽死を必要とするほど悪い状態に陥る場合もあると述べた。競技には本質的な危険があり、動物福祉上の犠牲は娯楽としてのいかなる価値をも上回る、というのが団体側の主張だ。
業界は直ちに敵対的な反応を示した。グレートブリテン・グレーハウンド委員会は、この動きは動物福祉上の証拠よりも動物の権利を訴える活動家からの圧力によるものだとし、ウェールズ政府が業界やその規制機関と適切に協議してこなかったと批判した。また、認可された競走場の閉鎖後に違法なレースが行われる恐れがあると警告した。一部の政治家もこの点に同調し、象徴的な措置よりも取り締まりの方が重要になると述べた。
時期や法制化、競走場そのものの将来については、なお未解決の問題がある。イランカ=デイビスは、禁止措置が2026年5月の次回ウェールズ議会選挙より前に導入される可能性さえあると述べたが、日付は示さなかった。労働党のウェールズ議会議員ヘフィン・デイビッドはイストラド・マナハの土地がどうなるのかについて懸念を表明し、ほかの議員らは、セネッズの解散前に新たな法制化が必要になるのかを問うた。禁止の支持者にとって、この政策は長く待ち望まれた道徳的決断だが、批判者にとっては、今後も対処しなければならない法的かつ実務的な難題だ。
議論は動物福祉だけでなく、禁止後に何が起きるかにも及んでいる。イストラド・マナハの競走場は氾濫原にあり、労働党のウェールズ議会議員ヘフィン・デイビッドは、敷地が適切に修復されなければ、閉鎖によって荒廃地が残る恐れがあると述べた。イランカ=デイビスは補償を検討していないと述べたが、政府は依然として、業界を段階的に終了させる中で、犬、飼い主、労働者のための計画を策定する必要がある。実施グループが重要なのはそのためだ。政策によって競走をきれいに終わらせられるのか、それとも単に地下へ追いやるだけなのかを、このグループが左右することになる。
ウェールズには現在も認可された競走場が1カ所しかなく、そのため拡大するよりも段階的に終了させる方が容易だ。しかし、禁止後にも実務的な疑問は残る。すでに訓練中の犬はどうなるのか、飼い主や労働者はどのような支援を受けるのか、競走が終了した場合にイストラド・マナハの敷地へどれほど迅速に対処できるのか、という問題だ。政府が単一の開始日ではなく、実施グループについて語っているのはそのためである。政治的な決着はついたのかもしれないが、移行についてはまだだ。
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