オーストラリア、ウーリム・ビーチ — 2025年2月3日、クイーンズランド州のウーリム・ビーチ沖でサメに襲われ、17歳の少女が死亡した。ブリスベン地域で最も人気のあるサーフィンスポットの一つに近い場所で起きた、まれな死亡事故だった。

クイーンズランド州救急サービスによると、少女がブライビー島沖の、ビーチからすぐ沖合で泳いでいた際に発生した深刻なサメ咬傷事故を受け、現地時間16時45分ごろに出動した。警察によると、少女は上半身に命に関わるけがを負い、17時を少し過ぎたころに死亡した。オーストラリアのメディアは、襲撃が岸から約100メートルの場所で起き、サメが少女の腕をかんだと報じたが、サメの種類は特定されていない。

場所柄、今回の襲撃は特に衝撃的だった。ウーリム・ビーチは、多くの海水浴客やサーファーが日常的に海に入るにぎやかな海岸沿いにある。地元の目撃者は、この地域の人々はブライビー島周辺にサメがいることを知っているものの、岸にこれほど近い場所でそのような襲撃が起きたことには、やはり衝撃を受けたと語った。このビーチは、近づきすぎたサメを捕獲するためのドラムラインで保護されているが、今回の事故は、そうした対策でも危険をなくすことはできないと示している。

警察は検視官向けの報告書を作成すると発表した。死亡事故後の標準的な手続きだが、捜査当局が襲撃発生時の場所、サメの種類、視界、水中の状況を調べる可能性が高いことも意味する。証拠資料では、そうした詳細のいずれも確認されていないため、確実に伝えられる内容は、少女の年齢、時刻、場所、そして咬傷が致命傷となった事実に限られる。

BBCは、この死亡を、1月に南オーストラリア州沖でサーファーのランス・アップルビーさんが死亡したのに続く、今年オーストラリアで2件目のサメによる死亡事故と伝えた。また、グレーター・ブリスベン地域では2006年以来初めてのサメによる死亡事故だった。こうした比較は、沿岸環境の一部としてサメと共存する国であっても、このような死亡事故がいかに珍しいかを浮き彫りにするため重要だ。

より広い意味で伝えるべきことは、クイーンズランド州のビーチが毎日危険だということではなく、まれな出来事であっても、安全だという思い込みを覆すほど岸に近い場所で起こり得るということだ。人々は海洋捕食動物と水域を共有していると知りながら泳いでいるが、通常はドラムライン、警戒、深い水域から距離を取ることによって危険を遠ざけられると考えている。この日は、その想定が外れた。

少女の家族にとって、その喪失は直接的で取り返しがつかない。地元社会にとって、この襲撃は、ビーチの安全がどのように管理されているのか、サメ対策が実際にどこまで安心をもたらせるのかという疑問を再燃させる可能性が高い。しかし、証拠資料が示す中心的な事実に疑いの余地はない。10代の少女がウーリム・ビーチで海に入り、生きて戻ることはなかった。