発生日:2025年1月28日

米空軍の操縦士が、訓練任務中にアラスカ州のアイエルソン空軍基地でF-35戦闘機が墜落する前に安全に緊急脱出した。操縦士は医療処置を受けるため搬送され、その後退院し、空軍は原因調査を開始した。

基地司令官のポール・タウンゼント大佐によると、事故は発生日の現地時間午後0時49分ごろに起きた。空軍はその後、着陸準備中に機体で飛行中の緊急事態が発生したと説明した。入手可能な証拠には、その緊急事態の内容も操縦士の身元も記されていない。

機体は地面に激突して爆発した。オンラインで広く拡散した映像には、ジェット機が回転しながら降下し、背景にはパラシュートが見える様子が映っていた。空軍の報道官はCBSニュースに対し、この映像が本物だと認めた。映像は、最終降下と、落下する機体と操縦士のパラシュートが離れていることを記録していたが、緊急事態が何によって引き起こされたのかは明らかにしていない。

操縦士は脱出後、バセット陸軍病院に搬送された。退院したという事実は、機体が失われたにもかかわらず、最も重要な緊急安全装置である射出脱出の手順が、操縦士の命を守るのに十分機能したことを示している。提示された証拠では、ほかに負傷者は報告されていない。

タウンゼント大佐は、人員に対するリスクを軽減できたのは基地チームの迅速な対応のおかげだと評価した。同基地は空軍の調査を支援すると述べ、再発の可能性を減らすため、空軍が墜落事故を調べると強調した。大佐は、人員は空軍にとって最も重要な資源だと述べ、その安全を対応の中心に据えた。

一般向けの説明で明らかになっているのは、訓練飛行、着陸進入時の緊急事態、緊急脱出、戦闘機の大破という経過だけであるため、調査が次の重要な段階となる。原因が機体、整備、天候、操縦士の行動、あるいは別の要因に関係していたかどうかは確定していない。したがって、責任に関するいかなる結論も時期尚早だ。

フェアバンクス近郊に位置するアイエルソン基地は、空軍が旧型戦闘機部隊から移行する一環としてF-35を運用している。この機体は米海軍と海兵隊も運用している。提示されたCBSの報道によれば、1機当たりの価格は約1億ドルであり、操縦士が生還したとはいえ、この墜落は重大な装備の損失となる。

今回の出来事は、注目を集めたほかのF-35事故にも続くものだ。2023年の事故に関する海兵隊の調査では、操縦士が脱出した後も戦闘機が11分間飛行を続け、その後墜落したことが分かった。その調査は、以前の機体喪失を操縦士の過失によるものとした。アラスカの墜落事故は別件であり、以前の調査結果はアイエルソンで起きたことについて何の証拠にもならない。

基地と空軍にとって、緊急事態を再現するには、物的証拠、飛行データ、整備記録を保全することが不可欠となる。これまでの空軍の声明は慎重で、時刻、任務の段階、結果を示す一方、原因についての判断は保留している。

最も明確な結果は、前線配備戦闘機の劇的な喪失にもかかわらず操縦士が生還し、退院したことだ。より幅広い運用上の教訓は、墜落後も進行中だった正式調査に左右される。