インド・ジャルガオン — 2025年1月22日、マハラシュトラ州で、ムンバイ行き列車の乗客が火災のうわさを受けて車外に避難し、隣接する線路を走ってきた別の列車にはねられ、少なくとも13人が死亡、5人が負傷した。
鉄道当局者によると、何者かが非常用コードを引いたため、列車はムンバイから約400キロ離れたジャルガオン地区パチョラ付近で停止した。乗客は火災のうわさを受けて列車から降り、その後、隣の線路を走ってきた急行列車にはねられた。実際に火災が発生していたかどうかは直ちには明らかにならず、パニックを引き起こした最初のきっかけは未確認のままだ。
この事故が特に悲劇的なのは、被害者が鉄道自体から衝撃を受けると予期しながら列車内にとどまったのではなく、危険から逃れていると信じて車両を出たためだ。ところが、隣接する線路が死亡事故の現場となった。この経緯は、人々が暗闇や重圧の下で行動すると、虚偽または誤認による警報が、対処可能な緊急事態を多数の死傷者を伴う事態へ変え得ることを示している。
マハラシュトラ州のデベンドラ・ファドナビス首相は、多くの命が失われたことに深い悲しみを表明し、救急車8台を派遣するとともに病院を待機態勢にしたと述べた。この対応からは、衝突前の数分間に何が起きたのかを捜査当局がなお再現する必要があったとしても、緊急事態の規模が迅速に認識されていたことがうかがえる。
この事故は、インドの鉄道網に見られる、より大きな傾向にも当てはまる。同国は近年、300億ドル規模の近代化計画に着手したが、深刻な事故は引き続き、改良をめぐる楽観論に水を差している。証拠資料は、2023年にオディシャ州で発生し、約300人が死亡した列車3本の大事故を振り返っている。以前の事故の方がはるかに深刻だったが、投資が増えるなかでも鉄道の安全が依然として国家的課題であることを示すため、この比較はなお有用だ。
直接の被害者とその家族にとって、こうした背景事情が中心的な事実を変えることはない。一方の列車の乗客が、別の列車が走行していた線路に足を踏み入れたため、13人が死亡した。この悲劇は、混乱が広がり、列車を取り巻くインフラが旅そのものと同じくらい容赦のないものであれば、鉄道の緊急事態は立て直す時間がほとんどないまま死者を出す事態になり得ることをあらためて示している。
捜査では今後、非常用コードが実際の危険、いたずら、誤解のいずれを受けて引かれたのか、また、警報システムによってその後のパニックを防ぐことができたのかを判断しなければならない。それまでは、この事件は、うわさと鉄道交通がいかに急速に結び付いて惨事を引き起こし得るかを示す、新たな致命的教訓となる。
この事故はまた、線路が隣り合う鉄道インフラでは、通常の安全対応がいかに急速に命を奪う事態へ変わり得るかを露呈した。非常用コードが引かれ、乗客が外に出た時点で、誤りが許される余地はほとんどなかった。インドの鉄道当局者は長年にわたり近代化と接続性の向上を約束してきたが、この事故は、うわさとパニック、使用中の線路の近さによって、そうした改善が今なお一瞬で無力化され得ることを示している。



