発生日:2025年1月15日

ダニエル・チャポ氏は2025年1月15日、モザンビーク大統領に就任した。これにより、与党フレリモによる半世紀にわたる権力掌握が続くことになったが、同国は2024年10月の選挙をめぐる選挙後の混乱と正統性をめぐる争いのさなかにあった。

マプトでの就任式は厳重な警備下で行われた。France 24によると、軍用機とヘリコプターが首都上空を旋回し、式典が行われた独立広場周辺では警察などの治安部隊が交通を遮断した。都心周辺の通りにはほとんど人影がなかったとされ、政権移行がいかに緊迫していたかを浮き彫りにした。

48歳のチャポ氏は就任演説で、和解と安定を自身の大統領職の軸に据えた。提供された報道によると、国家の統一、人権、民主主義、モザンビーク国民の幸福のために尽力すると誓った。また、政治対話はすでに進行中だと述べ、社会の調和は待っていられないと主張した。

このメッセージは、選挙は不正に操作され、勝利したのはチャポ氏ではなく自分だと主張する野党指導者ベナンシオ・モンドラーネ氏からの直接的な挑戦を背景に発せられた。モンドラーネ氏は就任式前夜、毎日のデモを通じて新政権をまひさせる考えだと警告していた。国際監視団はすでに選挙の実施状況に懸念を示しており、France 24によると、欧州連合(EU)の監視団は、結果が不当に改変されたと非難した。

権力移行をめぐる混乱では就任宣誓前からすでに死者が出ており、就任式当日には事態がさらに悪化した。France 24は、地元NGO「プラタフォルマ・デシデ」の情報として、1月15日にマプトとナンプラで行われたデモで抗議者7人が死亡したと報じた。同じ市民社会団体によると、選挙以降、衝突や警察の弾圧で300人以上が死亡している。報道では、これらの死傷者数は国家による公式集計ではなく、市民社会の監視活動に基づく数字とされていた。

この争いは一度の就任式だけをめぐるものではないため、政治的な利害は大きい。France 24が引用した公式結果によると、チャポ氏は大統領選で65%を得票し、モンドラーネ氏の公式得票率は24%だった。モンドラーネ氏はこの集計を認めず、モザンビークの選挙機関が結果を操作したと主張している。この争いにより、新大統領が組閣する前から、同国では抗議、治安部隊による対応、交渉の呼びかけが繰り返されている。

チャポ氏は演説で、警察官による不正行為の可能性を調査するため、市民による監督を伴う独立した警察監視機関の設置を提案し、少なくとも一つの制度的譲歩を示した。抗議活動中、治安部隊は過剰な武力を行使したとの非難を受けてきたため、この公約は重要だ。それでも、提供された証拠からは、この提案が危機を沈静化させたり、野党の信頼を得たりするかどうかは分からない。

入手可能な報道から明確に言えるのは、チャポ氏が大統領職を正式に掌握したものの、政治的な平穏がない状態で就任したということだ。就任宣誓は行われ、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領が式典に出席し、ポルトガルはパウロ・ランジェル外相を派遣した。しかし同じ日に新たな死者と抗議が発生し、モザンビークの選挙をめぐる争いが権力移行によって終わったわけではないことを改めて示した。

チャポ氏にとって当面の試練は式典そのものではなく、対話と説明責任の公約によって、すでに人命を奪っている対立を緩和できるかどうかだった。