# サントメ・プリンシペ大統領、首相へのADI推薦候補を拒否
サントメ・プリンシペのカルロス・ビラ・ノバ大統領は2025年1月9日、与党が提案した首相候補を拒否し、独立民主行動(Acção Democrática Independente、ADI)に対し、次期政権を率いる別の人物を推薦するよう求めた。
提供資料によると、パトリセ・トロボアダ政権の辞任後に同党がエリオ・バス・デ・アルメイダ元財務相・元中央銀行総裁を候補として提出したのに対し、ビラ・ノバ氏は同氏を候補から除外した。RFIが報じた公の発言で、大統領は、この候補者は「colhe a minha sensibilidade(私の感性にかなう)」ものではないと述べ、同氏を首相として受け入れず、党からの別の提案を待つ考えを示した。
この拒否は、同島国の不安定さを示す新たな兆候である。政府は同じ週の前半にすでに崩壊しており、大統領は自身の決定を、制度上の忠誠心の欠如や、自身の知らないところで決定が下されてきた傾向と関連付けた。提供資料によると、大統領は特に、事前協議なしに署名された国際協定と、トロボアダ氏が長期にわたり国外に滞在していたことを指摘した。
このため、この対立は一人の候補者だけをめぐるものではない。大統領と政府が政治的責任や国家運営をめぐって緊張状態にあるサントメ・プリンシペで、行政権がどのように機能すべきかをめぐる争いを反映している。ビラ・ノバ氏の発言は、この問題を個人的な意見の相違ではなく、統治と制度への敬意の問題として位置付けた。
大統領はまた、同日中に設定された期限までに新たな候補を提出するよう同党に促し、ADIには候補に選べる有能な人物が十分にいると述べた。この点が重要なのは、手続きが完全に行き詰まったわけではなく、大統領が憲法上の役割を用いて新たな選択を迫っていたことを示しているからだ。
提供資料で引用されたRFIの抜粋には最終的な任命決定が含まれていないため、ここで確認できる内容は、拒否そのものと、ビラ・ノバ氏が示した理由に限られる。これを組閣全体の話として誇張すべきではないが、辞任後の交渉における転換点であることは明らかだ。
より広い視点では、今回の出来事は、内閣崩壊によって忠誠、権限、政府運営をめぐるより深い緊張がいかに急速に露呈し得るかを示している。政治的な選択の余地が限られた小国では、次期首相が誰になるかが、国家体制全体に対して大統領職がどの程度の統制力を維持するかを示す代理指標になり得る。



