ドイツ連邦検察庁は12月30日、ヤジディ教徒の少女2人を奴隷として拘束していたとされるイラク人夫婦を、奴隷化や拷問を含む「イスラム国」関連の戦争犯罪容疑で起訴した。資料の情報源が示しているのは、欧州の検察当局がISISの時代をめぐって追及してきた中でも、最も深刻な種類の事件の一つ、すなわち組織的な虐待の標的とされた少数派集団に対する犯罪である。

容疑は、法的にも道義的にも重大だ。奴隷化と拷問は通常の刑事犯罪の容疑ではなく、残虐行為を訴追する際に用いられる言葉である。この事件を起訴することで、ドイツ当局は、犯罪とされる行為がドイツ国外で起きた場合でも、ISISによる迫害に関連する行為を国内裁判所で追及する用意があることを示している。

資料の抜粋では夫婦の名前は明らかにされておらず、証拠記録の全容も示されていない。そのため、安全な報道では、判明している容疑、すなわち奴隷化、拷問、戦争犯罪にとどめ、被害者をヤジディ教徒の少女2人と記述すべきである。踏み込みすぎることなく事件の重大性を理解するには、これらの詳細で十分だ。

ヤジディ教徒の共同体はISISの残虐行為を最も明確に象徴する存在の一つとなっており、夫婦が少女2人を奴隷として拘束していたとの疑いにより、この訴追はそのより広範な歴史の中に位置付けられる。証拠資料はさらに広い背景情報を示していないが、この起訴自体が、検察側がその行為を単発的な虐待ではなく、戦争犯罪の法的定義に該当すると考えていることを示している。

この事件が注目されるのは、司法手続きが国境を越えている点だ。ドイツは単に国内の虐待事件を裁いているのではない。国際的な責任追及の場として行動し、過去10年間で最も悪名高い過激派の作戦の一つに関連する犯罪について、国内裁判所が今なお対処に用いられ得ることを示している。

この報道は、告発と立証の違いも浮き彫りにしている。検察は夫婦を起訴しており、事件は今後、司法手続きを進むことになる。これは有罪が確定したことを意味しない。この区別は、あらゆる公正な報道において、特に奴隷化や拷問のように重大な容疑を扱う際には重要である。

資料には、公判日程、勾留状況、答弁の可能性に関する情報はない。また、少女たちが生存しているか、現在どこにいるかについても触れていない。そのため、記事は被害者個人のその後について推測すべきではない。

それでも、その重大性は紛れもない。欧州の検察当局が、イラク人夫婦をヤジディ教徒の子どもに対するISIS関連の戦争犯罪で告発しており、この事件はISIS時代の最悪の虐待の一部について、法による責任追及を確立しようとする取り組みの記録に加わる。