# 地中海で船が難破、11歳少女が生還 ほか44人は死亡の恐れ

発生日:2024-12-14

提供されたDWの報道によると、シエラレオネ出身の11歳の少女が地中海での船の難破後、海上で3日間過ごして生還した一方、同じ船に乗っていたほかの44人は死亡した恐れがある。

報道によると、移民船は45人を乗せてチュニジアのスファックスを出発し、欧州へ向かう途中、荒天で転覆した。CompassCollectiveの救助隊は暗闇の中で呼び声を聞き、少女が海上で3日間過ごしたとされる後の午前2時20分ごろ、水に浮かんでいるところを発見した。

救助隊によると、少女はタイヤのチューブで作った即席の浮具と簡素な救命胴衣を使って浮き続けていた。発見時に飲料水も食料も持っておらず、低体温状態だったが反応はあったという。少女はイタリアのランペドゥーザ島にある病院へ搬送され、回復に向かっているとされた。

報道はCompassCollectiveの話として、同団体は少女が難破事故の唯一の生存者で、ほかの乗船者44人は溺死したとみていると伝えた。捜索救難活動が開始されたが、同じ報道は、沈没したとされる場所の近くでは遺体も衣類もまだ見つかっていないと指摘した。

より広い状況も深刻だ。提供された文面によると、国際移住機関は、チュニジアから欧州へ向かう航路で2014年以降に記録された死者・行方不明者が2万4,300人を超え、2024年だけでも約2,050人に上るとしている。このため同航路は、世界で最も多くの死者を出している移民ルートの一つとなっている。

報道はまた、別のNGOであるMediterraneaが、11月下旬にチュニジアから多数の人々を乗せて出航した最大3隻の船が、同じ嵐で沈没した可能性を懸念していると伝えた。こうした警告は、船が沖合で、信頼できる通信手段もないまま沈没した場合、海難事故を追跡して事実を確認することが依然としていかに困難かを浮き彫りにしている。

イタリアの移民に対する強硬姿勢も報道の一部だった。ローマ当局によると、到着者数は2023年の15万3,000人超から2024年には6万4,000人へ減少した。この比較は、地中海全域で救助と移民をめぐる議論が政治的に緊迫したままである理由を理解する一助となる。

提供された証拠の中で最も際立つのは、1人の子どもの生還と、ほかの乗船者全員が失われた可能性との対照だ。少女の救助は驚異的である。より大きな問題は、そもそも45人をチュニジアから嵐に見舞われた船に乗せることになった、日常化した危険である。