シリア反体制派、暫定政府を率いる人物にムハンマド・アルバシール氏を指名

発生日:2024年12月9日

シリア反体制派の関係者らは、長年にわたってイドリブを統治した救済政府のトップ、ムハンマド・アルバシール氏を、新たな暫定政府の組閣を担う人物に据える動きを進めている。

ダマスカスからのアルジャジーラの報道によると、この引き継ぎは、反体制派の軍事作戦を指揮するアフマド・アルシャラア氏、退任するムハンマド・アルジャラリ首相、アルバシール氏が参加した会合後に浮上した。目的として示されたのは、アサド政権崩壊後、シリアが新たな政治段階に入る中で、権力移譲の条件を定め、混乱を回避することだった。

報道はアルバシール氏を、反体制派が掌握してきた北西部に深い基盤を持つテクノクラートとして紹介している。1983年にイドリブ県で生まれ、2007年にアレッポ大学で電気・電子工学の学位を取得し、その後2021年にイドリブ大学でシャリーア・法学の学位を取得した。また、行政・人道支援分野の役職を歴任した後、2022年に救済政府の開発・人道問題相に就任した。

この移行は、反体制派の政治当局者らが、アサド氏失脚後のシリアにおける安全保障・政治情勢について外国の外交使節団と集中的に協議する中で進んでいる。ダマスカスに拠点を置く政治行政機関はアルジャジーラに対し、シリア人が安全に帰国できる条件を整え、復興、開発、法の支配に基づく枠組みに重点を置く「新たな章」と称する段階を始める意向だと述べた。

このメッセージには、恒久的な平和を目指す透明な仕組みと行政機関が呼ぶものを通じて、過去の負の遺産に対処するとの約束も伴っていた。同機関はまた、国民の期待に沿うよう国家機関を再建しながら、地域および国際社会で建設的な役割を果たしたいとも述べた。

新たな体制はなお暫定的なものであり、報道には移行が完了した、あるいは異論なく進んでいることを示す記述はない。証拠から明らかなのは、反体制派がダマスカスで統治機構の正式な整備を始める一方、当面の優先事項は報復や行政の崩壊ではなく秩序だと、外国政府、帰還者、住民に理解させようとしていることだ。

現時点で、アルバシール氏の就任見込みの重要性は、それが政治的に何を意味するかにある。反体制派は戦場での勢いを主張するだけではなく、その勢いを機能する国家機構へ転換しようとしている。次の段階で問われるのは、新指導部が承認を確保し、行政サービスを維持し、暫定的な体制が意味を持つのに十分な期間まとまりを保てるとシリア国民を納得させられるかどうかである。