発生日:2024年11月30日。 コソボ警察は、同国北部のセルビア人多数地域にあるズビン・ポトク近郊でイベル・レペンツ運河が破損した爆発について捜査するなか、8人を拘束した。この水路はコソボの主要な2つの発電所に水を供給し、首都方面へ飲料水も運んでいるため、その損壊は発電と自治体の水道供給の双方にとって脅威となる。負傷者は直ちには報告されなかった。

ジェラル・スベチラ内相は、当局が損壊箇所を修復し、逮捕を行い、武器を押収したと述べた。ガズメンド・ホジャ警察司令官は、捜査当局が15~20キログラムの爆薬が使用されたとみていると述べた。10カ所が捜索された。警察官らは、携帯式ロケットランチャー6基、銃器、弾薬、200着を超える軍服一式を押収したと報告した。警察によると、拘束された者の大半は、コソボ政府がテロ組織に指定している地元セルビア系組織「民間防衛」に所属していた。これらの主張は当局の初期段階の説明であり、法廷で検証されたものではなかった。

アルビン・クルティ首相の政府は運河爆破をテロ行為と表現し、セルビアを非難した。ベオグラードはこの主張を否定した。セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は非難には根拠がないと述べ、マルコ・ジュリッチ外相は爆発を非難し、国際的な調査を要請するとともに、修復への資金面・技術面の支援を申し出た。ジュリッチ外相はまた、証拠を示さず、クルティ政権に責任があった可能性を示唆した。捜査が続くなか、激しく対立する双方の主張によって責任の所在は未解決のままとなった。

爆発は金曜日午後7時ごろ、セルビア国境から約16キロ離れたズビン・ポトク近郊で起きた。地元メディアが伝えた画像には、損壊した運河の壁から水が噴き出す様子が写っていた。イベル・レペンツのファルク・ムイカ責任者は、爆発物によって橋の壁が損傷し、緊急工事のために水流を止める必要があったと述べた。コソボ首相は、この事件によって一部の都市や電力施設への供給が途絶えたと述べた。

警察はすでに、コソボ北部の警察署と自治体庁舎を狙った別々の手りゅう弾攻撃を受け、警備を強化していた。当局は、これらの事件が運河への攻撃と関連しているかどうかを確認していなかった。米国大使館は爆発を非難し、実行者の特定に向けた支援を申し出た。欧州連合(EU)の大使は、供給の寸断によって広い地域で水が得られなくなっていると述べた。政治的に敏感で激しい争いのある環境で捜査当局が作業を進めるなか、国際監視団は状況を注視していた。

この事件は、コソボによる2008年の独立宣言を承認していないセルビアとコソボの関係に、さらなる圧力を加えた。緊張は、多くのセルビア系住民がベオグラードとの政治的・制度的なつながりを維持している北部で、特に根強い。重要インフラが緊急措置によってようやく復旧した状況で、当面の優先事項は、水道サービスの維持、エネルギー運用の保護、そして証拠に基づく責任の特定だった。