発生日:2024年11月25日。 インドネシアの北スマトラ州各地の集落を地滑りと鉄砲水が襲い、救助隊が16人の遺体を収容し、行方不明の6人を捜索していると当局者が明らかにした。災害は週末の豪雨に続いて発生し、雨によって斜面が不安定になり、河川が氾濫した。

被害は丘陵地帯の4県に広がり、泥、岩、倒木が村々を襲い、農場を破壊し、住宅を損壊した。警察官、兵士、地元の救助要員が捜索に加わり、掘削機、農業機械、手工具を使ってがれきを撤去した。

カロ県では日曜日遅く、リゾート地のスマンガット・グヌンで地滑りが住宅2棟とコテージ1棟を襲った。現場では6人の遺体が収容され、負傷者9人が脱出した。地元の災害対策責任者ジュスプリ・M・ナデアクによると、子ども2人を含む4人が月曜日の時点でも行方不明だった。

南タパヌリ県でも広範囲にわたる洪水被害が発生した。流れの速い水が少なくとも住宅10棟を押し流した後、救助隊は川から2人の遺体を収容した。地元の災害担当者ププット・マシュリによると、住宅など約150棟が損壊し、数十人が負傷、130ヘクタールを超える農地とプランテーションが破壊された。

デリ・スルダン県では鉄砲水により4人が死亡した。捜索隊は、流されたほかの2人を引き続き捜していた。パダン・ラワス県ハラン・ジュル村では別の地滑りが住宅を埋め、子ども2人を含む一家4人が死亡した。その集落からは負傷した住民少なくとも3人が救助された。

各県からの報告を合わせると、発生日の時点で死亡が確認されたのは16人、依然として安否不明なのは6人だった。この数字は最終的な評価ではなく、救助活動中の集計であり、被災地の状況によって捜索と被害調査の両方が難航する可能性があった。

洪水と地滑りは、通常10月ごろから3月まで続くインドネシアの雨季に繰り返し発生する災害だ。同国の険しい地形に加え、山岳地帯や肥沃な氾濫原の近くに集落があるため、長雨で斜面に水が染み込んだり、水路の水位が急上昇したりすると、多くの地域が危険にさらされる。

今回の緊急事態は、同州で発生した別の甚大な災害に続くものだった。2023年12月には、大雨によってトバ湖近くで洪水と地滑りが発生し、12人が流されるか生き埋めになった。APが引用した報告では、1人の死亡が確認された一方、11人は安否不明のままだった。この比較は、山間部の集落が繰り返し危険にさらされていることを浮き彫りにした。

北スマトラ州での対応は、行方不明者の発見と被災した村々への到達に引き続き重点が置かれた。提示された当局の説明は、この災害を名称の付いた熱帯気象システムによるものとはしておらず、証拠によって裏付けられた直接の原因は、週末の激しい降雨、河川の氾濫、それに伴う斜面崩壊だった。