# ブラジル警察、2022年の敗北後にクーデターを企てたとしてボルソナロ氏ら37人を正式に告発
ブラジル連邦警察は、2022年の選挙で敗北した後も政権にとどまるためクーデターを企てたとして、ジャイル・ボルソナロ前大統領とほか36人を正式に告発した。この告発は、ボルソナロ氏の政治的将来に対するこれまでで最も深刻な法的脅威の一つとなる。
AP通信によると、警察は封印された捜査結果をブラジル最高裁判所に提出し、最高裁はパウロ・ゴネト検事総長に資料を送る。ゴネト氏は、正式に起訴してボルソナロ氏を裁判にかけるか、事件を取り下げるかを判断する。
ボルソナロ氏はニュースサイト「メトロポレス」に対し、約700ページに及ぶという告発内容を弁護士が確認するのを待っていると述べた。同氏は事件を「創作」だとして退け、闘うと語った。こうした発言は、公の場での対立から身を引くのではなく、新たな法廷・政治闘争に備えていることを示唆する。
この事件が重要なのは、ボルソナロ氏本人だけに関するものではないからだ。AP通信の報道によると、警察は将官、党首、元顧問を含む同氏の側近や協力者数十人も告発した。これによって捜査範囲が広がり、いかなる計画も孤立した行為ではなく組織的なものだったと検察側が主張しやすくなる。
ボルソナロ氏は、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ氏に僅差で敗れた後も権力の座にとどまろうとしたことを否定している。同氏はすでに、申告されていないダイヤモンド宝飾品をめぐるものや、新型コロナウイルスのワクチン接種記録を偽造した疑いをめぐるものなど、ほかの捜査にも直面している。別の手続きにより、同氏はすでに2030年まで再出馬を禁じられている。
連邦警察によると、最高裁判所は「誤ったニュースの拡散を避けるため」、告発された37人全員の氏名を公表することに同意した。この点は、当局がこの捜査の政治的な爆発力と、それをめぐり誤情報が急速に広がり得ることを認識していると示している。
より広い影響として、ボルソナロ氏は引き続きブラジルの政治・司法危機の中心に置かれることになる。正式な起訴が行われる前から、警察による告発は、前大統領の退任後の生活が裁判によって規定されつつあるという印象を一層強めている。また、同氏の議会内の協力者にとっても重大性が増している。その一部は、2023年1月8日の暴動に関係した人々を対象とする恩赦や赦免の選択肢を検討している。
ブラジルの諸制度にとって、次の判断は検事総長に委ねられる。ボルソナロ氏にとって警察の告発は、ブラジルが2022年の選挙結果を覆そうとした試みに向き合い続ける中、自身が負う法的リスクが縮小するどころか拡大していることを示す新たな兆候である。



