CBSニュースによると、米南東部で洪水、強風被害、広範な停電による損失の集計が続く中、ハリケーン「ヘリーン」の死者数は9月29日までに少なくとも161人に増えた。

報道によると、嵐による死者は複数の州に及び、最も深刻な被害は両カロライナ州に集中しているようだった。ノースカロライナ州では少なくとも77人、サウスカロライナ州では36人の死亡が確認された。ジョージア州では少なくとも25人、フロリダ州では13人、テネシー州では気象に関連して6人、バージニア州では少なくとも2人が死亡した。これらの数字だけでも、災害がいかに大規模で、地理的に広範囲に及んでいたかが分かる。

CBSニュースは、連邦政府と州の指導者らが支援の調整を急いでいると伝えた。バイデン大統領は説明を受け、上空から被害を視察するためノースカロライナ州を訪れる予定で、その一方で連邦の対応要員が大規模に派遣されていた。報道によると、3,500人を超える連邦の対応要員が現地で活動しており、都市型捜索救助チームも増強されていた。

資料は、複数の場所でインフラの対応能力を超えた災害だったことを示している。情報更新時点で、なお150万件を超える契約先で停電が続いていた。ノースカロライナ州西部では道路が通行不能となり、深刻な被害を受けた一部地域では通信が途絶え、救助隊はなお孤立した住民のもとへ向かっていた。アッシュビルと周辺地域では、洪水が道路や住宅を損壊し、各地区を孤立させていた。

報道には、57人の死亡が伝えられたバンコム郡のとりわけ厳しい状況も含まれている。また、同郡で9万5,000軒を超える住宅と事業所が停電しており、食料支援を行うためワールド・セントラル・キッチンが到着したとも伝えている。こうした詳細は、すでに収拾された災害ではなく、救援活動がまだ初期段階にあることを示すものだ。

ほかの地域では、テネシー州東部の二つのダムが決壊する恐れにさらされたものの、最終的には持ちこたえたほか、同州ニューポートでは避難命令が出されたと報道は伝えている。フロリダ州のメキシコ湾岸では、いくつかの地域が過去の嵐からまだ復旧中だったところにヘリーンが襲来し、地元当局者が「決定的な打撃」と表現する被害をもたらした。

簡潔なニュース報道で重要なのは、ヘリーンが9月29日の時点ですでに歴史的な災害となっていたことだ。死者数は160人を超え、被害は複数の州に広がり、緊急対応活動は洪水と破壊の規模になお追いつこうとしていた。

提供された根拠資料は随時更新される速報であるため、数字はなお変動していた。しかし、CBSニュースは記事の軸となる中心的な事実を確認していた。これは単なる新たな大型ハリケーンではなく、死者数がすでに160人を超え、対応要員が孤立地域に到達するにつれてさらなる犠牲が判明すると予想される、地域規模の大災害だった。