# ドイツ緑の党、州選挙での大敗を受け共同党首が辞任へ

ドイツの緑の党は、相次ぐ選挙での敗北を受け、共同党首のリカルダ・ラング氏とオミッド・ノウリプール氏が辞任を発表したことで、公然と総括を行う時期に入った。

ガーディアン紙によると、2022年から共同で党を率いてきた2人は、ブランデンブルク州議会選挙の結果と、それ以前のテューリンゲン州、ザクセン州、欧州議会選挙での後退を受け、緑の党には抜本的な立て直しが必要だと述べた。今回の発表は、ラング氏が過去10年間で最も深刻だと表現した危機に党が直面するなかで行われた。

辞任によって、ロベルト・ハーベック氏とアンナレーナ・ベーアボック氏が党の主要な閣僚としてとどまるドイツ連邦政府から、緑の党が外れるわけではない。しかし党指導部の刷新は、有権者の支持構造の変化によって党がいかに深刻な打撃を受けたかを際立たせている。極右「ドイツのための選択肢(AfD)」と「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟」への支持が、ドイツ東部で緑の党を圧迫し、同党が政治的な勢いを失ったとの感覚を強めている。

ノウリプール氏は、党の命運をほかの人々に託す時だと述べた。ラング氏はこの決断をより広い文脈で捉え、この危機は、ドイツがどのような国でありたいのか、そして政府が気候中立の追求を続けるのか、それとも後退するのかという問いを投げかけていると主張した。これは緑の党にとっておなじみの緊張関係だ。同党のアイデンティティーは長年、環境政策と結びついてきた一方、政権参加によって、戦争、エネルギー安全保障、連立政治に左右される問題で妥協を強いられてきた。

記事によると、同党は、特に暖房、交通、物価など日常的な懸念について、一般の有権者の感覚からかけ離れているように見えるとの批判も受けてきた。選挙戦のたびに、対立勢力は緑の党を過度に指図する政党だと描いてきた。そのメッセージは一部の有権者層、とりわけブランデンブルク州で党の支持が急落した若いドイツ人の間で浸透したようだ。

より広い政治的背景は、ドイツの全与党にとって厳しい。3党連立政権の世論調査での支持率は過去最低にあり、オラフ・ショルツ首相は現代ドイツ史上最も不人気な首相と評されている。したがって、緑の党の内部刷新は、一つの選挙での敗北だけに対応するものではなく、政権運営そのものへの信頼が広く揺らいでいるなかで行われる。

ラング氏とノウリプール氏は、11月にヴィースバーデンで開かれる党大会で代議員が新党首を選ぶとみられるまで、職にとどまる。それまでの間、両氏の辞任をきっかけに、緑の党が環境政策のメッセージをより鮮明にすべきか、対外的なイメージを和らげるべきか、あるいは単に周囲の政治状況が変化したことを受け入れるべきかをめぐる議論が始まる。

現時点でメッセージは明確だ。ドイツの緑の党は、もはや不振な選挙結果を一時的な落ち込みとは捉えていない。現在の党指導部の路線が行き詰まった証拠として受け止めている。